19, 10. 2010 オオヤマレンゲの実


前日の雨は上がり青空が広がったが、昨日は風も強く気温が上がらなかった。前夜仕上げた書状を投函しに出かけたが、余り寒いので直ぐに戻ってマフラーで首の保温してから出直した。乱気流らしく、西の地平に近い雲から、垂直に長い雲が湧き上がっていた。

書状を投函し終えて、前日雨の中で撮ったヒイラギナンテンの写真が少しブレていたので、再度写真を撮ろうと南西へ向った。小学校のグラウンドの西に聳えるシラカバが葉を大方落とし、大きなヤドリギが姿を現していた。紅葉し始めたヒイラギナンテンを写す。西の隣家がキンモクセイがあるお宅なので、再度覗いて見た。2度も見付からなかったのに、階段の傍に少し盛りを過ぎたキンモクセイの鉢が置かれていた。もう香りは殆ど感じられなかった。以前、緞帳の仕事で訪れた京都郊外の川島織物の玄関に咲いていたキンモクセイとギンモクセイを思い出した。






もう少し南を廻って戻ろうと、東町公園を抜けて南の公園のキタコブシを見上げた。小さな実が赤く見えた。この大きさでは、赤くならないと葉に紛れて確認は難しい。




北東へ向けて住宅街を戻る。久々に通った道で、6月にオオヤマレンゲが咲いていたことを思い出した。葉が大分色付いていた。見上げると、赤い実が生っていた。北の方にある2本のオオヤマレンゲには実が生って居らず、此の樹には実が生らないものと思っていた。コブシやモクレンに近い種なので、実が生っても不思議ではない。殻が弾けて赤い実が露出していた。前日雨の中で見付けたモクレンの実をまた見上げて戻った。写真を整理して、キンモクセイの写真を入れたお礼のメッセージを、隣家の郵便受けに入れて来た。





前夜、最低気温が5度迄下がると予報が出て、ラン等の鉢物を慌てて屋内に取り込んだ。半月が輝いていた。これからは、晴れた夜が気温が下がる。


オオヤマレンゲ Magnolia sieboldii sap. japonica モクレン
キンモクセイ  Osmanthus fragrans var. aurantiacus モクセイ科