20, 10. 2010 赤い実のヤドリギ


朝から良く晴れた昨日は、風も少し治まり、身体が低温に慣れたこともあって、暖かく感じられた。旅に出る前に剪定しておいたエサンツツジが茫々と枝を延ばしていたのを切詰め、やはり一度剪定済みのサラサドウダンの伸びた枝を切った。シラネアオイの実が割れて来ているので収穫し、すっかり枯れた葉を切詰めた。10箇所もあって、何とか半分をやり終えた。

2時過ぎに、冬囲いの申込書と友人への葉書を投函がてら、駅前のスーパー迄買物に出かけた。郵便物を投函し、南の東町公園を斜めに通り抜け、一番通りへ向った。公園の歩道は落葉が覆い、歩くと軽い音を立てる。サクラは殆ど落葉し、ナナカマドの実も随分落ちていた。





一番通りを西へ向い、中央の沢を目指す。もう冬囲いを済ませたお宅が何軒かあった。作業中なのか、庭木に使用する竹を立て掛けてあるお宅もあった。長い冬を樹々は縛られて過ごすので、冬囲いは余り早くはしたくない。11月上旬を指定して申し込んだ。塀と道路の間に、見事なホウキグサを植えておいでのお宅があった。一株は、色付いていた。






中央の沢の階段を下りて沢を渡る。未だ木道は毀れたままだった。買物を済ませ、駅前通りを東へ戻った。気分に任せて住宅街を北東に進む。太い大きなナナカマドと思われる樹が幹と僅かな枝のみを残してぶつんと切られた頭頂に、大きなヤドリギがぶら下がっていた。良く見ると、赤い小さな実が生っている。昨年、MIXY友のIさんが赤い実を付けたヤドリギの写真をメールで送って下さったが、数多くヤドリギは見ても、実物の赤い実のヤドリギは初めての出会いだった。樹に殆ど葉がなく、余り高い位置ではないので、とても見易い。もう少し実の数が多いと、クリスマス リースの様に見えるのだが、実の数は少なかった。




南向きの庭のお宅に、大きなウドがあった。花は盛りを過ぎて、一部は暗紫色の実になっていた。もう何処のお宅のヤマボウシも実を落としているのに、未だ実を付けているヤマボウシを見付けた。鉢に埋めたヤマボウシは、上手く発芽するだろうか。更に東のお宅では、エゾノコリンゴが実を付けていた。





人里に現れるイノシシ、クマ、シカ等が話題になっている。義妹も四番通りを車で走っていて、シカを見かけたと話していた。食料が不足なのか、増え過ぎたのかは判らないが、厳しい季節を前に気になる出来事。


ウド      Aralia condata ウコギ科
エゾノコリンゴ Malus baccata var. mandshurica バラ科
ホウキグサ   Bassia scoparia f. trichophylla アカザ科