15, 06. 2012 ハリエンジュ


北海道神宮祭の宵宮の昨日は,気温が低かった。朝方は厚い雲に覆われ,ブログの更新作業をする早朝,寒くて火を入れた。10時過ぎから陽が射し始め,時間の経過と共に好天となったが、相変わらず強い風が吹いていた。洗濯機を仕掛けた合間にスモークツリーの剪定をしようと庭に出たが,寒くて取り止めにした。ハゴロモグサの花序が色付き始めた。アトリエの東側の飛石の間を埋めている、チシマギキョウが開き始めた。下段から咲き出したクリンソウが、最上段まで開花した。





仕事の区切りが付いた2時前に、散歩に出かけた。ヒイラギナンテンの花の跡を見ようと、少し西を回り道する。花の跡に青味を帯びた実を付けていた。庭がかなり荒れている。住人がいないのかも知れない。シラカバ公園へ戻り、南へ向う。東町公園のケヤキに、小さな実が付いていた。先日未だ蕾の状態だったオオヤマレンゲを見に立寄る。今年最後のこの花との出会い。見事に花を付けていた南の緑地帯傍のオオヤマレンゲは、もう花が終っていた。大通公園でも見かけた、葉の上に実を付けた巨木が気に懸かる。図鑑を調べてみたが、同定出来なかった。






鉄道林前の道を東へ向う。春にエゾエンゴサクで青く彩られていた林の土手は、夏草が生い茂っていた。オオハナウドが白く帯の様に連なっている。所々に、シャクも混じっていた。白い帯が途切れた所は、オオウバユリの群生があった。チシマアザミが蕾を上げていた。






エゾマツと競って10mを超えるハリエンジュの梢に、白い花が見えていた。ミズバショウが咲いていた窪地は、オオハナウドで埋っていた。北へ向い、ハルニレのある公園へ立寄る。葉が生い茂ったハルニレは、枝を一層低く垂れていた。実は大分散って、僅かしか残っていなかった。






ハルニレの公園から50m程東に、小公園がある。小公園の南に並ぶハリエンジュが、見事に花を付けていた。周囲には甘い香りが漂っていた。かっての札幌祭、北海道神宮祭には、ハリエンジュの花が相応しい。



ハリエンジュ Robinia pseudoacasia マメ科 ニセアカシア