17, 10. 2010 蒼碧の空


陰鬱だった前日から一転、朝の内は雲が多かったが昨日は良く晴れた。気が遠くなりそうな澄み切った青い空。今月は土曜日が5週あって、昨日ご都合が悪い方に合わせて、教室を休みにしていた。直ぐに庭仕事に取り掛かろうかと思ったが、前日作成した書状をプリントしようとしてインクが切れてプリント出来なかったので、先にインクを調達することにした。

僅か1色のインクを求めるのみの用件で札幌迄出かけるのも忌々しく、国道沿いに家電の量販店があったのを思い出し、バスで出かけて帰りは原始林沿いに歩いて戻ることにした。買物を済ませて国道を少し東へ戻り、上り勾配の道を南へ進む。以前は殆ど空地だった土地は、住宅が原始林迄びっしり続いていた。何処のお宅の庭も、手入れが良く行き届いている。歩道沿いに、蔦で埋った塀があった。カリンのあるお宅が数軒あった。通常実はぽつぽつと付いているものなのだが、剪定の技か頭頂部に実が集結している樹があった。





ドウダンツツジの生垣が、赤く燃えている。葉が大分落ちて、数多くの実をぶら下げているツリバナがあった。比較的大きな葉が、佳い色に染まっている。名称は判らないが、余り素敵な色なので写真を撮ろうとして、僅かに咲き残りの白い小さな花を見付けた。最上部の写真が名称不明の樹。




原始林も歩きたかったが、午後からの庭仕事を考えて諦めた。東へ進み、原始林から続く沢に沿って北へ戻った。未だエゾノコンギクが咲いていた。黄色い蝶が群がっていた。先日求めた「札幌の昆虫」で調べて、アカシジミの仲間ではないかと思われたが種類もが多く、同定は出来なかった。





ミゾソバも未だ花を付けていた。木立の中に、真っ赤に実を付けたズミの樹があった。先日道立図書館の南で見たズミを思い出した。この位置からそれ程離れてはいない。国道へ出て駅の跨線橋を渡り、団地へ戻った。




住宅街では、何方も思いは同じらしく、庭仕事をされる方々の姿が散見された。