前日夕焼けが出ていたが、昨日は朝から雲が低く垂れ込め、10時前から雨が降り出し、薄暗い一日となった。夜明けは遅くなり、日没は急速に早まって、日中の時間は随分短くなって来ている。これから冬至迄の期間が苦手な季節で、鬱気分になり易い。
昨年買求めたダイモンジソウが開いて来たが、園芸種らしく花形が複雑ですっきりしない。人間が余り手を加えると、本来の美しさが損なわれてしまう。咲き遅れのストケシアが開いていた。未だ蕾が残っているが、雪が来る前に咲けるのだろうか。ヤマジノホトトギスの園芸種と思われる、葉に白い斑が入ったホトトギスの蕾が膨らんで来た。
雨で庭仕事も出来ず、手がけていたバッグの仕事を進めた。エナメル加工の皮革は初めて扱ったが、厄介な代物だった。ミシンの押え金にピッタリ吸い付いて、革が進まない。押え金と革の間に紙を挟んで滑りを良くしてステッチをかけた。革の容量がギリギリだったが、使い易いサイズに出来上がった。近い紺色の革のジャケットがあるし、紺色やターコイズブルーの靴も持っているので、使用機会が多いバッグとなりそう。
昨夜朧の三日月が見えていたが、今朝は雨が上がって青空が見えている。夜分の低温で、コムラサキの実の色が深くなって来た。咲き誇っていたイワシャジンも峠を越えて、種子を作り始めている。種子が飛んで自然発芽せぬように、そろそろ切詰めなければならない。