09, 10. 2010 ヤマジノホトトギス


前日、前々日と午前中は雨が降ったが、昨日は早朝から良く晴れた。風も弱く、暖かな小春日和となった。朝、遅れそうになった姪を駅迄送って来た義妹が、駅前が報道の車両で一杯だったと話していた。どうやら、ノーベル化学賞を受賞された鈴木教授は、この団地にお住まいらしい。

数日前からヤマジノホトトギスの蕾が膨らんで、開花を待っていたが、昨日朝庭に出てみると開いていた。昨年MIXY友の Hさんからお送り頂いたホトトギス。昨年は背丈が低かったが、今年は伸びて、株も3本に増えた。順調に育って、とても嬉しい。コムラサキが鮮やかな赤紫色に色付いて、寂しくなった庭が華やいだ。







手仕事が一区切りついたところで、今日から天候が下り坂で、この様な暖かな日はもう最後になるかも知れないと思い、駅前のスーパーへの買物がてら、大回りをして、国道の南側を歩くことにした。家の直ぐ東の道を南へ向う。跨線橋を渡り、国道を越えた。歩道脇のナナカマドが大分葉を落として、ヤドリギが姿を現していた。珍しく、放牧された牛が国道沿いで草を食んでいたが、此処でも歩道の拡張工事が行われていて、車道を歩かされて、近くからの写真が撮れなかった。歩道は決して狭くはない。“駆け込み工事”と呼ばれる類いの工事と思われる。




酪農学園大学の敷地の道を南へ進む。此処でも道の中央に、作業服を身に着けた方が、交通整理をされていた。此処も工事なのかと良く見ると、道の東側のトウモロコシを機械で刈り取っているところだった。長い状態で刈り取るのではなく。細かく切り込んだ状態で、トラックに噴射していた。トウモロコシ畑の直ぐ南に大きなズミの樹があって、沢山の実を付けていた。久々の道を南へ進む。国道に平行に走る道へ曲がると厩舎の前には、刈り取られた飼料が梱包され、山積みにされていた。






並木のハリエンジュは未だ黄葉していなかった。立っているのが不思議な程、幹が朽ちて空洞が出来ているハリエンジュがあった。幹の上部は、ぐにゃりと一巻きして枝を広げていた。





前方に青く見える背丈の高い花の様な群が見えて来た。この時期青く大きな花はない筈と近付くと、トウモロコシに似た葉に伸びた花序に、青いネットの袋がかけられたものだった。種子の採取の為だろうか。条件を満たさなかったのか、無袋の穂もあった。茶褐色の粟粒の様な穂だった。





道路の南側には、広大な畑が広がっている。トウモロコシが植えられていたのか、刈り取られた断片が散らばっていた。出会ったばかりの刈り取りの様子を思い出した。