9, 10. 2010 小春日和 


並木は、ハリエンジュからシラカバに変わった。シラカバは黄葉を大分落として、ヤドリギが姿を現していた。恐らく原始林から鳥が運んだと思われる寄生種。未だ黄色の花は付いていなかった。ヤドリギはシラカバよりも、赤い実を付けたナナカマドとの相性が佳い。




道は道立図書館の横を通る道路に突き当たる。何時もは北へ折れて国道へ向うのだが、道立図書館の少し南に西へ抜ける道路が見えたので、南へ向った。歩道には落葉が降り積もっていた。草地の間の道路を西へ入る。道立図書館の敷地の南端に、ズミの樹が数本植えられていた。何れもかなり年数の経った大きな樹。冬期間小鳥達の佳い飼料になりそう。






図書館の敷地の西へ出た。住宅街との間の道を、北へ進む。木立が西日を受けて輝いていた。どの様な花を付けていたのか、放射状に莢が広がった樹があった。もう1種、大きな葉の上に、茶褐色の実を付けている樹があった。何れも名称は判らない。花を見ていると、判断が付き易いのだが、実のみでは殆ど分からない。桜の紅葉は、盛りを過ぎようとしている。地面の方が華やかな樹もあった。








国道へ出て駅の跨線橋を渡り、団地へ戻った。スーパー前の銀杏は、すっかり黄葉していた。此処の銀杏は、随分年数が経っているのに葉がとても小さい。ギンナンも、未だ見たことがない。陽が傾いて来ても、未だ暖かな小春日和だった。



ズミ   Malus sieboldi 別名 コリンゴ バラ科
ヤドリギ Viscum album ssp. coloratum ヤドリギ