18, 07. 2012 エゾノカワラマツバ


連休明けの昨日は、朝から良く晴れた。本州も、関東甲信まで梅雨明け宣言が出された。天気予報の度に、熱中症の注意報と対処方法のテロップが流れる。湿度の高い列島で、35度を超える気温は、過酷と思われる。

ゴミ袋を集荷場所に運び、玄関前の植込みのユウバリヤナギとチシマザクラの剪定をした。今週はずっと晴れる予報が出ているので、次の集荷日まで切り落とした枝は、陽に当てて萎れさせることにした。

ユウバリシャジンの蕾が膨らんで来た。花期が終ったチョウジソウには、特徴ある形状の種子が出来ている。家の東側で、エゾノカワラマツバが咲き出した。初めは緑色の花序が、次第に黄色くなる。切詰めてしまったハゴロモグサに代わって、副えの役目を果たしてくれる。写真を撮っていたら、前日鉄道林で見かけたヒロオビトンボエダシャクが飛んで来た。やたら羽根を動かすのでぶれたが、何とか姿を捉えた。午後の散歩の最中にも、住宅街を飛ぶ此の娥の姿を数多く見かけた。







FLASHに依る動画作成は、使用するパーツの作成段階。天候に拘わりなく仕事が出来るのは良いが、滅法時を要する。2時過ぎに散歩に出かけた。北西を廻ろうと、住宅街を西へ進む。先日ネムノキに黄色く見えていたのは、葉が黄変したものだった。ハリエンジュの黄変と同様の現象。見上げていて、出始めた花序を見付けた。




北の沢の遊歩道に入る。木陰がひんやりして気持ちが良い。背丈が高くなって来たトリカブトの葉が傷んでいるのが気に懸かった。三番通りを越えて、北の住宅街に入る。キウイの実が膨らんで来ていた。木瓜の実は、逞しくなって来た。未だ咲いているスモークツリーを見上げる。







北からの風が心地良いので、四番通りを戻ることにした。南北に走る幹線道路を北へ進む。西の原野のシナガワハギの黄色が少し弱まって来たが、未だシロバナシナガワハギは健在だった。東の農場の土手にはマツヨイグサ。四番通りを東へ戻る。前日見かけたノブドウを思い出し、キタコブシの傍のノブドウを見上げる。立木に絡まるのを嫌われたのか、無惨に切られていた。南側の木立には、今年もサラシナショウマの花序が上がって来ていた。






歩道脇にもシロバナシナガワハギが咲いていた。甘い香りがする。葛が勢いを増して、蕾を付けたゴボウに絡まっていた。盲学校の角を曲がり、南へ戻る。無惨に切詰められた街路樹のシナノキにも、花が付き始めていた。昨年は、1km続く道の両側のシナノキが見事に花を付け、クジャクチョウが群がっていたのに、今年は蝶の姿は見られない。




エゾノカワラマツバ Galium verum ssp. asiaticum var. trachycarpum アカネ科