07, 07. 2010 ガクアジサイ - 3 -


雨雲が低く垂れ込めた昨日は、気温も比較的高く、蒸し暑い一日だった。雨の予報が出ていたので、頭が重くなって倒れそうな植物を纏めて縛った。七変化と名のあるガクアジサイが見頃となって来た。真っ先に咲いた黒姫よりも、二廻り程小さなガクアジサイ。装飾花の青が変化があって美しい。背丈も高くならず、横広がりに増えて来ていて、玄関先の植込みには都合が良い。




西の植込みの奥で、シャジクソウが花を付けていた。内庭のシャジクソウも、蕾が色付いていた。ジャノヒゲの蕾が、ピンクに色付き始めた。もう少しで、香りの佳い花を切生けて楽しむことが出来る。




アトリエに運び込まれた作品を片付けようと、雨が降らぬ内に、包装用のクラフト紙を買求めに、南東にある日用品の大型販売店迄出かけた。東の沢伝いに一番通りへ出たかったが、庭でも虫の攻撃を受けたので、植物が密生している沢は危ないと自重して、住宅街を通って一番通りを東に進むことにした。サンキライのあるお宅に立寄る。未だ花は残っていたが、実が大きくなっていた。




ナナカマド公園に面したお宅のナツツバキが咲いていた。しっかり剪定されて、余り大きくない木なのだが、蕾の数が多い。見かけの都合で適当に剪定するのではなく、理に適った剪定をされているものと見える。春にツクシが多く出ていた空地は、ヘラオオバコが占領していた。良く見ると可愛らしい花なのだが繁殖力が強いので、庭には入って来て欲しくない種。少し南のお宅で、バレイショが花を付けていた。裏庭に植えられているのは目にしたことがあるが、門から玄関迄の前庭に植えられているのは珍しい。トマトやキュウリも植えられていた。更に南東の畑でも、バレイショが花盛りだった。フランスの宮廷で、バレイショの花のアクセサリーが好まれたことがあると本で読んだ記憶があるが、端正な姿の花。







小学校の北側の牧草地の歩道沿いに、長い莢をぶら下げた樹があった。昨年莢を見付けたのだが、今年も花を見ることが出来なかった。どの様な花を付けていたのか、気に懸かる。




20m巻きのロール紙を見付け、2本持ってレジへ向ったが、重いので1本を戻して1本のみ買求めた。歩くのは苦にならないが、重いロール紙を抱えて腕や肩が痺れるのは敵わない。久々に煉瓦工場の東側を通って沢の公園に下りてみた。イヌザクラが散り始めていた。二番通りを渡って、東の沢の西側を通る。春に長い黄色の花序を下げていた樹は、どうやらミズナラかカシワらしい。葉の中央に実が小さく頭を出していた。




雨は夕刻になって降り始めた。水撒きの手間は省けるが、雨後の雑草の発芽を想うと気が重い。


ガクアジサイ Hydrangea macrophylla f. normalis ユキノシタ