02, 07. 2011 ツクシカラマツ


朝方の厚い雲が間もなく切れて,昨日日中は良く晴れた。気温も上がり,真夏日となった。陶の作業をしていると,キアゲハが飛んで来た。ヒラヒラと飛回っていたが、義妹のミカンの鉢物に漸く止まった。サンショウの葉が大分出揃っているので,幼虫はいないかと探したが,見付からなかった。敷石の上を蜘蛛が歩いていた。早速蟻達に取り囲まれ,暫く抵抗していたが,動かなくなった。今年は蜘蛛の数が多く,庭の彼方此方に蜘蛛の巣が張巡らされていて、歩く折には注意を要する。





庭の数カ所で,ツクシカラマツが咲き始めた。背丈は10cm程。小さな葉をびっしりと広げ,細い茎の先端に繊細な花を付ける。良く増え広がるが,外郭の方が勢力が強くなって、中心部が弱くなるのはどうしたものか。




制作途上で割れた陶筥や器物を金槌で砕いてあったものを水を加えて練り直す。結構な力仕事。暫く寝せて置く必要があるので、濡れ布巾で包みビニール袋に入れて保存した。力仕事のついでに,気に懸かっていたサラサドウダンの剪定に取り掛かった。3段階に伸びる長い剪定鋏で、伸びた枝を切詰める。大きな傘の半分を切り終わり,残り半分は今日に廻した。掌が腫上がり,首と肩が凝って来た為。

2時半前に散歩に出かけた。東の沢のツクバネソウに、そろそろ実が出来ているのではと南東へ向う。サンキライの花の跡に,鮮やかな緑色の実が出来始めていた。昨年見事な白菜とキャベツを作っていた畑では,馬鈴薯が花を付け始めていた。




一番通りを東へ進む。小学校前の牧草地は草が刈り取られ,並木のキングサリは花が殆ど落ちて,莢を下げていた。更に東の住宅街で,見事なキンロバイが花を付けていた。




冬に東の沢で、ツルアジサイが絡まっていたのを見たことを思い出し,繁った葉の間を覗いてみる。少し奥まった大きな樹に、白い花が見えた。場所を覚えていないと、見過してしまう位置。ツルアジサイを見ていると鴉が3羽もお出迎え。どうやら今年はまた巣があるらしい。執拗に飛回るので,沢に入るのは諦めて東へ進む。煉瓦工場の東角を曲がると,大きな植物がイネ科の植物に混じって生えていた。蕾が上がって来ていた。どの様な花を付けるのだろうか。




煉瓦工場の東の道を北へ戻る。高く積まれた煉瓦の山から,雑草が伸びていた。きっちり積まれた煉瓦の僅かな隙間に根を下ろしたものと見える。この様な場所にも生えるのだから,庭に押し寄せる雑草の類いは当然のことと,妙な納得をする。




東側の叢で、野苺が花を付けていた。煉瓦工場の北の外れで沢へ下りて、2番通りへ続く公園に入った。無人の広い公園を抜け,通りへ上るスロープを通ると,イヌザクラが咲き始めていた。




ツクシカラマツ Thalictrum kiusianum キンポウゲ科