08, 07. 2010 イワブクロ


前夜の雨は早々に上がり、昨日も蒸し暑い一日だった。アトリエに運び込まれた小品から、包装を始めた。サイズの小さなものは3階の納戸に収納出来るが、大きなものは、アトリエの床を狭くすることになりそう。

小品の包装を終え、庭に出た。雨も幸いして根付いたのか、イワブクロが花を開いていた。先に開いた1輪は、もう地に落ちていた。別の茎には、蕾が上がって来ていた。暫くは楽しむことが出来そう。




エレンジウムが蕾を上げていた。30年程以前に、様々な種子を蒔いてみた折の残党。栽培花ながら、野草の趣があって佳い。ヒバの生垣の下で、ツリガネニンジンが色付いていた。




大きく葉を広げたサンショウの枝先が、葉がなくなり坊主になっていた。目を凝らして探すと、いたいた。沢山の白と黒の文様の幼虫が、お食事中だった。大分大きくなった個体から5mm弱の小さな個体まで、サイズは様々。昨年よりかなり数が多い。無事に育って欲しいもの。




個展のカタログの裏面と残っていた表面の3分の1の写真の割り付けを、漸く終えた。サイズの割り出しで頭が疲れたので、散歩に出かけた。広い空が見たくなり、団地の北外れの四番通りへ向った。春に白い花を付けていた盲学校のナナカマドは実になっていた。四番通りを渡り、平原を見渡す。右手の昨年レタスが植えられていた畑には、葱の様なものが一面に植えられていた。近付いて見ると、玉葱だった。葱の匂いが漂っている。向い側の畑は、麦か燕麦の様な植物が一面に広がっていた。風に靡いて、緑の波が美しい。






下り坂の一本道を、北の五番通りへ向う。西側の低地に、様々な野菜が植え込まれた畑があった。バレイショの花が咲いていた。開き初めのノラニンジンを見付けた。これから、野はノラニンジンで彩られる。ヒヨドリソウの姿もあった。





未だ早いと思っていたマンテマが咲いていた。側溝の中にも咲いている。昨年採取した種子を蒔いたが、芽は出て来ていない。秋にもう一度採取を試みたい。




右手に馬を見た農家が見えて来た。一本道を南へ戻ろうと思っていたが、青空も見えて雨の心配はなさそうで、前日よりは足が軽かったので、もう少し東を廻って戻ることにした。



イワブクロ Pentstemon furtescens ゴマノハグサ科 別名 タルマイソウ