06, 07. 2010 イブキジャコウソウ


先週、横浜在住の古くからの友人Nさんから電話が入った。20代前半、何度もグループ展を開催した仲間。ご高齢のお父様に夏の間、札幌の妹さんのお宅でお過ごし頂く為に、送りがてら北海道へ見えるとのこと。ギャラリー門馬のOさんにお願いして、搬出前の時間に会場をご覧頂く様、設定した。

8時少し前に家を出たが、会場は既に準備が整えられ、玄関にNさんの姿があった。'07年春、テンポラリー スペースでの個展の準備中に、自宅を訪ねて下さって以来の再会。ご主人と息子さんもお入り下さり、Oさんが出された茶菓を囲んで、車座になって話が進んだ。10時の約束のO氏が見えて、お三方を外迄お送りする。佳い再会だった。

搬入をして頂いたO氏、T氏が手際良く作品を取り外して行く。外枠に収めた作品が動かぬ様、テープで固定され、段取り良く作業が進んだ。3階に滞在されていたウォン氏と奥様が下りて来られ、少し立ち話が出来た。ウォン氏が携帯に収められたグランドピアノと後方に広がる作品の写真を見せて下さった。展覧会とコンサートの宴の跡。




小一時間で作業は終り、Oさんとウォン氏ご夫妻に見送られてお暇した。トラックの助手席に乗せて頂いて家に戻る。手際良く作品や諸々の会期で使用した道具を運び込んで下さり、12時過ぎには全て終了した。さて、粗大ゴミと化した作品をどうやって収めようか。

PCを調べて頂く為に出かける前に、庭を廻った。イブキジャコウソウが開いていた。アセビが勢いよく新芽を伸ばしていた。クロユリと混在させてあるタマノカンザシが葉を大きく広げていた。クロユリはすっかり朽ちていた。そのまま土に還す。ツワブキの葉が威勢が良い。高温続きなので、今年は花が見られるかも知れない。






サワギキョウに花芽らしきものが付いていた。ツリガネニンジンの蕾が少し膨らんで来た。クサレダマは、蕾の先端が黄色くなって来ていた。ユウバリシャジンも花序を上げている。間もなく庭は夏花の登場で賑わう。ハナヒリノキが葉影で花を付けていた。ナツハゼの花に形が似ているが、花の色が地味で目立たない。







2時過ぎにPCとカードリーダーを持って、札幌に出かけた。以前からPCの故障の度に出かけている所で、クイック ガレージの名称通り、余程のことでない限り“入院”なしで持って帰ることが出来る。何より機械音痴の稚拙な質問に、丁寧に答えて頂けるのが有難い。先方のコードで繋いだカードリーダーは、全てアイコンが出た。USBコードを新たなものにすることを薦められ、買求めて戻った。


イブキジャコウソウ Thymus quinquecostatus シソ科
ハナヒリノキ    Leucothoe grayana ツツジ