29, 06. 2010 キンシバイ


雨が多く、冷夏との長期予報は何処へやら、高温の晴天が続いている。昨日は風もなく、朝から強い陽射しだった。写真のファイルが届くと、カタログ作成に入らなければならないので、その前に少しでも雑用を片付けようと、朝からフル回転。搬入前の一月程の間に溜った雑用は余りに多く、暫くは片付きそうにない。

一仕事終えて庭に出た。こちらでも、山の様な仕事が待ち受けている。花後の花房を取り去る作業が遅れているので、この作業から進めることにした。結実した実が随分大きくなっている。

キンシバイが開いていた。陽当たりの良い場所のものは、既に実を結んでいた。僅かの間にアサツキが花を開き、花弁はもう透通った状態になっていた。ルリトラノオの花序が色付き始めていた。






クリスマス ローズの花芯が結実し、種子が見えていた。発芽率の高い種なので、これも切り取らねば、クリスマス ローズだらけになってしまう。大きく葉を広げていたイヌサフランが黄ばみ始め、地面に倒れていた。間もなく朽ちて、秋まで此処は空地となる。




3時過ぎに、北東にあるスーパーに買物に出かけた。蕾を見せていたサンキライがどうなっているのかと立寄る。紫色のナスの花に似た花を付けていた。もう実が出来ているものもあった。少し遠回りをして東の沢に向う。途中のお宅で、ヤマボウシが咲いていた。





東の沢は緑が深まり、鬱蒼としていた。タラノキが大きく葉を広げていた。何か実の様なものが出来ていないかと目を凝らしたが、見当たらなかった。ホウノキの花はすっかり散って、花芯が残っていた。やがて画廊前のホウノキの様に、花芯の落ちるのだろう。




西へ戻って、公園の窪地に向う。草地はキバナコウリンタンポポ、赤味があるコウリンタンポポが風に揺れて綺麗だった。窪地では一際背丈が高いエゾノサワアザミが大きな花を付けていた。




大きな樹から垂れ下がった枝が、地面に着きそうになっている。近付くと、赤い実を付けていた。画廊前にあった実と同じく、凹凸がある。暗紫色に変わった実もあった。家に戻ってから図鑑で調べたら、ヤマグワであることが分かった。子供の頃口に入れた実と同じだった。葉の形が様々で、画廊前のマスクの様な葉も、ヤマグワの葉であることが判明した。




買物を済ませ、西へ戻る。シラカバ公園の傍のヤマボウシを見て帰ろうと、少し遠回りをした。艶やかに白い花を付けていた。家の改修は大分進んだとみえ、塗料の異臭がしていた。北の沢のトチノキも気に懸かったが、僅か2週程散歩をしなかっただけなのに、疲労もあるのか足が重かったので、諦めて戻った。旅行迄に回復させなければならない。



キンシバイ Hypericum patulum オトギリソウ科