04, 06. 2010 エゾノハナシノブ


朝方の雨は一旦上がったが、正午前からまた降り出し、昨日は終日降り続いた。気温も低く、薄暗い一日となった。裏打ちの作業が続く。

雨が上がった折に庭に出た。シロバナコマクサが蕾を上げていた。株が大きくなって、夏まで次々に花を開き、付近一帯に種を飛ばして、自然発芽する。モミジカラマツも細い茎の先に、小さな蕾を付けている。ヤマハナソウも蕾を上げ始めた。





好きな花なので、2度株分けをして3箇所に増やしたエゾノハナシノブの親株が弱り、ここ4年程花を付けなかった。分けた子株は、良く咲いてくれていた。久々に親株に花が付いた。機嫌を直してくれたものと見える。




終日陽が当たる位置で先に咲き出したキジムシロにかなり遅れて、花木の根元のキジムシロも咲き始めた。陽当たりの良い位置よりは、日陰で他の植物と混在させた方が映りが良い。




暫く蕾のままだったクリンソウが咲き始めた。茎の周囲に5輪の花。中央の蕾が伸びて、層をなして花を付ける。クリンは、塔の先端の九輪を指すものと思われる。





午後から雨脚が強くなったので、散歩は諦めた。4時前少し雨脚が弱まった折、あちこちに胞子を飛ばして自然発芽していたクジャクシダを掘り上げ、家の西側の植込みに定植した。今朝も未だ小雨が降っている。充分な水分で、上手く根付いてくれるものと思われる。


エゾノハナシノブ Polemonium caeruleum var. yezoense ハナシノブ科
キジムシロ    Potentilla sprengeliana バラ科
クリンソウ    Primula japonica サクラソウ