24, 05. 2012 チゴユリ


ライラック祭りが始まった昨日は、リラ冷えという言葉に相応しく、前日より気温がぐんと下がった。午前中は薄日が射していたが、午後に入って頭が重くなる様な薄暗さとなった。

ユリ科の植物が次々に咲き出して来た。稚児百合が、庭の彼方此方で咲いている。背丈が10cm程の、小さな植物。舞鶴草も開き始めた。これも小さな植物ながら、花は繊細で姿が佳い。双方共に増え過ぎるのが、狭い庭には難点。





千島瓢箪木が開き始めた。小さな花だが、複雑な形体を見せる。風で飛ばされなければ、丸い実が2つ付いた瓢箪の様な実を見せる。クロミノウグイスカグラも咲き出した。当地では、ハスカップの名称の方が通りが良い。クリンソウに蕾が上がって来た。左奥の葉は、ノビネチドリが自然発芽したものではないかと思われる。






2時過ぎに夕食の素材を買い求めに出かけた。南東を少し廻って行こうと、東へ向う。時折薄日が射すが、陽が陰ると肌寒い。コノテガシワの葉の先に、小さな花の様なものが見えていた。図鑑に載っていた写真で、もう少し大きい花を予想していたが、5mm程の小さなもの。これが花なのだろうか。




住宅街の中の畑は、着々と植込みが進んでいた。手前は長葱だろうか。風よけのビニールが、様々な形に張られていた。東の沢に隣接する公園で、ホウノキの蕾の様子を確かめて北へ向う。沢の緑は一段と量を増していた。沢が西に枝分かれしたあかしあ公園の傍を通る。オニグルミの葉が開いていた。良く見ると、長い雄花が下がっていた。





住宅街を北西へ向う。昨年は余り花の付きが良くなかった大山蓮花が蕾を多く付け、蕾に僅かに亀裂が入っていた。南の住宅街の大山蓮花は、今年は蕾の数が少ない。野菜で膨らんだ買物袋を下げて戻る。大きな実を付ける柿の樹が、葉を広げていた。



クロミノウグイスカグラ Lonicera caerulea sap.edulis スイカズラ
チゴユリ        Disporum smilacinum ユリ科
チシマヒョウタンボク  Lonicera chamissoi スイカズラ
マイヅルソウ      Maianthemum dilatatum ユリ科