21, 06. 2013 ハルニレの種子


6月というのに,気温の低い日が続く。上旬の高温で仕舞い込んだ長袖をまた取り出して着ている。列島の南部に横たわる梅雨前線を台風4号が刺激して、南の地方は雨の被害が出始めた。渇水状態だったので雨は望ましいのだろうが,こう1時に降られては敵わない。洗濯機を仕掛けて,亀裂の補修に取り掛かる。今日の夜分までに,何とか治めてしまいたい。治まらないとまた移動で亀裂が入り,1週間の営為が無駄になる。

数度目の補修を終えた2時半過ぎに,散歩に出かけた。両膝を床に付き,立て膝の状態で作業を続けているので,膝が滑らかに動かぬ感じがする。歩き出す前に庭を一巡する。シロバナコマクサが蕾を上げていた。後の石の反射熱の為か,親株よりも種子が飛んで自然発芽した株が早い。通路の脇では、ウスユキソウが賑やかに咲いていた。ジギタリスも咲き始めて来た。花期が終った花木の実が大きくならぬ内に、剪定をしてしまいたいが、時間が取れない。





庭を歩いている内に膝の調子が良くなって来たので、久々にハルニレを見て来ようと南へ向けて歩き出す。昨年2種の葡萄を絡ませていたアーチには、今年も葡萄が葉を出し、小さな実も見えていた。南へ進み、鉄道林前の道に出る。陽が良く当たる此処のハリエンジュは、満開に近い状態だった。甘い香りはハリエンジュの香りだろうか。東の沢に続く窪地では、セリ科の植物が全盛だった。






白い花を付けていたエゾノコリンゴは、もう小さな実を数多く付けていた。冬の大切な鳥達の食料。北へ向い、ハルニレの聳える公園に入る。すっかり葉を繁らせたハルニレに、褐色の実が付いていた。近付くと、褐色の実が弾けて、種子が見えている。扁平で、中央に黒い種子が収まっていた。これ程多くの種子で辺り一面がハルニレにならないのは、発芽率が良くないのだろうか。




春に蕗の薹を採取した空地は、マーガレットが白く彩っていた。北へ進み、サワから西へ突き出たあかしあ公園へ立寄る。オニグルミも小さな実を付けていた。紅葉の果実が、花の様に華やかだった。




今日も曇空で、肌寒い。カーディガンを着てブログの更新作業をしていたが、寒いので火を入れた。台風は、太平洋岸の地域を襲って来る様子。大きな被害が出ぬことを祈るのみ。