15, 06. 2011 チョウジソウ


前日は予報通りは雨が降らなかったが、昨日は夜半から降り出した雨が降り続いた。剪定したシャクヤクヤマツツジの枝や花を、しんなりさせてからゴミ袋に詰め込もうと放置してあったが、雨に濡れてしまったので、次回の集荷日迄に袋詰めにすることにした。雨で頭が重くなった植物が広がって、倒れている。前日写真を撮った折にはすっきり立っていたチョウジソウも、乱れて広がっていた。花期が終り、葉が大きくなり背丈も伸びたシラネアオイは、放射状に広がり大きな傘を作っている。雨が上がったら、支柱を立てて、縛らなければならない。

チョウジソウが青い星の様な花を開き始めた。背丈が結構高くなるので、西の境界付近にも移植した。秋の黄葉も美しい。ヤマハナソウが賑やかに開き始めた。背丈は15cm程。シロバナコマクサに蕾が出て来た。雪で枝が数本折れ、どの様な形に纏めようかと考えあぐねている内に、ナツツバキが小さな蕾を付けて来た。花を見てから全体の形を考え直すことにする。イワブクロが芽数を増やして、順調に伸びて来た。花が愉しみとなる。









掌が腫れて細かい作業は無理なので、書状のファイルを作成した。プリントアウトしようとしたら、インクが一色切れて、プリンターが止まってしまった。

午後からインクを買求めに札幌へ出かけた。家からバス停迄は傘をささずに歩いたが、電車が札幌へ近付くと雨雲が低く垂れ込めていた。1000m程の手稲山は無論のこと、500m程の藻岩山も見えなかった。テレビ塔すら霞んでいる。雨脚はそれ程強くはなかったので、植物園を覗くことにした。

道庁の北門から構内を抜ける。ハリギリは鬱蒼と葉を茂らせていたが、目を凝らしても花らしきものは見当たらなかった。南門を出て西へ向う。街路樹に白い花が咲いていた。エゾノウワミズザクラの様に思われた。この通りは、春にはコブシが咲き、面白い花木の街路樹が植えられている。




植物園は、雨で緑の匂いが立ち籠めていた。見上げる程高いエゾノヨロイグサが花を開いていた。先日白く広がっていた総萼片が、地面に落ちていた。目当てのユリノキは、漸く蕾を付けた所だった。開花は未だ先のことになりそう。傘をさして片手でカメラを操作したら、大ブレの写真となってしまった。





降り続いた雨は今朝は上がって、僅かに薄日が射して来た。倒れた植物を縛る作業を急がなければならない。


チョウジソウ Amsoniia elliptica キョウチクトウ科
ヤマハナソウ Saxifraga sachalinensis ユキノシタ