21, 05. 2010 クロフネツツジ


久々の雨は強い風も伴って午後迄降り続き意適温も下がり、昨日は薄暗い一日となった。雨の中、中途の作業を仕上げてしまおうと、K・Kさんの工房へ伺う。強い風と雨で散歩は断念、駅前からタクシーを拾った。休みなく作業を続けて、全てに釉薬をかけ終わったのは、5時に近い時間だった。

庭のクロフネツツジが、見頃となった、満開でピンクの光を放つ様な状態も美しいが、7分咲きの状態も佳い。花の径は5cm程。色に嫌みがないので、艶やかに見える。




陽当たりが悪いアトリエ入口前の親株のクジャクシダが葉を広げ始めた。遅れていたイカリソウが咲き出した。トキワイカリソウも咲き進んで来ている。もう1種あるキバナイカリソウは、漸く花芽を上げ始めた状態。





一昨日、2時過ぎに南西の商店街に買物があって、北の沢と中央の沢を半分ずつ廻って来た。春から何度も登場させている名称不明は、一層怪奇な姿になっていた。うねった葉の中央から、蕾と思われる茎が伸びていた。花の姿が予想出来ぬ奇怪な蕾。




北の沢のトチノキの芽が開き始めていた。あの大きな天狗の団扇の様な葉になる迄には、少し間がありそう。




中央の沢のカラマツの新緑が美しい。木道を通って、沢の底から新緑を見上げようとしたが、補修中で通れなかった。沢を渡る階段付近は、未だサクラが咲いていた。





沢のオオカメノキは未だ花を付けていた。昨日工房の玄関脇にもオオカメノキの花を見かけた。葉と花の映りが佳い好きな花木。沢を離れ、住宅街を北東に戻った。花の姿からは想像も出来ぬ、フジの蕾を見付けた。芽も蕾も、花の姿に似ず逞しい。





ヒイラギナンテンを見に立寄った。黒ずんでいた花芽に、僅かに黄色の蕾が付いていた。戻ろうとして、奥の低い枝に傷みのない蕾があるのを見付けた。敷地内に入る訳にもいかず、葉の隙間から写真を撮った。



今日は、DMに使用する作品写真を撮って頂く。会期迄一ヶ月を切って、慌ただしくなって来た。


イカリソウ   Epimedium spp メギ科
クロフネツツジ Rhododendron schppenbachii Maxim ツツジ