23, 05. 2012 キバナシャクナゲ


夕刻から雲が出て来たものの、昨日は朝から快晴となり、気温も上がった。ゴミの集荷日だったので、油絵具の臭気がある為に庭に出しておいたゴミ袋に、引き抜いて干しておいた雑草を詰め込んで集荷場所に運んだ。

ヤマシャクヤクの蕾に亀裂が入り、僅かに白い花弁が覗いていた。白い花を付けるエゾルリソウに、蕾が上がって来ていた。前屈みになっているアツモリソウが花芽かと思っていたが、開いた葉の中央に大きな蕾が付いていた。前屈みの芽は、新たに増えた株らしい。数日前から蕾を膨らませていた、高山性のキバナシャクナゲが花を開いていた。昔、大雪山系の黒岳の雪渓の傍で、大きな群生を見た懐かしい植物。背丈は20cmに満たない。







午前中作った部分の座りが悪く不安定なので、霧を吹いて湿らせ、伸ばして元に戻した。頭を冷やそうと早めの散歩に出かける。ケヤキの巨木を見上げようと、東町公園へ向う。公園の東側のお宅の庭木に、見慣れぬ鳥が止まっていた。ヒヨドリよりは少し小さい、丸みのある体型の鳥。写真を処理する折に図鑑で調べたが、同定出来なかった。公園のケヤキは、梢の量塊が増していた。緑が強くなって来ている他の樹々に比べると、赤味が強い。開いた葉も赤味を含んでいるが、茶色い雄花の花芽が全体を一層赤く見せていた。





公園を南へ抜けて、一番通りを西へ進む。すっかり日陰になった中央の沢の東の遊歩道に入った。樹々の葉が繁り、沢の対岸の樹々から透けて見えていた空が、見えなくなっていた。北へ向い、北の沢の遊歩道に入る。遊歩道に隣接するお宅のミズキに、葉が出始めていた。大分北へ進んだ所で、鶯の鳴き声が聞こえた。足を止めて辺りを見回す。少し青味を帯びた鳥を見付けた。和の鶯色は、もっと緑色に近い筈。鳴き声は確かに鶯と思われるが、此の鳥の正体も判らなかった。





沢を離れて住宅街を東に戻る。ハナカイドウが開き始めていた。白いライラックが咲いていた。周囲には佳い香りが漂っている。今日から札幌のライラック祭りが始まる。大通公園も、ライラックの香りに包まれているものと思われる。枝が雪で折れたのか、すっかり切詰められてしまったハマニンドウに、白い蕾が出ていた。




キバナシャクナゲ Rhododendron aureum ツツジ