07, 05. 2010 イワウチワ


朝まで、曇りのち雨の天気予報だったが、昨日午前中は風は強かったが良く晴れた。当日の予報も外れるのかといささか呆れたが、晴れて困る理由は微塵もない。早速仕事に取りかかる。絵具の乾きを待つ間は、庭仕事。この時期、僅か一日でも驚く程の植物の変化がある。

蕾を膨らませていたイワウチワは、完全に開いた。低い背丈の割に、大きな花を付ける。前々日、発芽を確認したタッタソウが花を開いていた。昨年花を付けなかったので、殊の外嬉しい。今年は何とか蟻に先を越されぬ様に、採種したいもの。




ずっと気に懸かっていたレンゲショウマが発芽した。昨年の茎の根元に数多くの芽を吹いた。繊細な葉と花の、アポイカラマツも細い芽を出して来た。コウライテンナンショウも、筍の様な芽を出して来た。





サンカヨウの丸く巻いた葉の先から、白い蕾が覗き始めた。ヒトリシズカは未だ赤味を帯びているが、背丈を伸ばして来た。昨日発芽の様子を登場させたクジャクシダは、早くも薄い葉を開き始めた。





シラネアオイも動きが早い。窄めた葉の隙間から見える蕾が色付き始めた。名称不明の春に咲くカラマツには蕾が付いた。花期の長い種で、初夏まで咲いてくれる。バイモが背丈を伸ばし、蕾を持ち上げて来た。開花が愉しみになって来た。最初に花芽を持ち上げていたチシマイワブキは、花芽を伸ばし、脇から遅れて葉も出て来た。この種も花期が長く、花の少ない時期に、切り花として活躍してくれる。





昨夜来の雨が、今朝は上がっている。好天続きだったので、このまま上がれば丁度良いおしめりなのだが。


イワウチワ Shortia uniflora イワウメ科
タッタソウ Jeffersonia dubia メギ科