02, 05. 2010 雨が上がって


3日降り続いた雨は、昨日午前中で漸く上がった。気温も少し上がり、寒さは感じられなかった。この気温で陽光に恵まれれば、停滞していた植物の動きも活発となる。天候が悪かったので、朽ちた枯葉の片付けが進まない。積った落葉をめくると、タカクマホトトギスの芽が出ていた。南方系のホトトギスの方が発芽が早い。イワウチワに蕾が付いていた。




バイモが背丈を伸ばし、蕾を持ち上げて来た。バイモと同属のアミガサユリも賑やかに芽を出して来た。ヒトリシズカが赤い芽を出している。白い花なのに、この種の芽は赤い。シラネアオイは、土中から頭を引き抜き、葉が緑になり始めた。






午前中は薄暗かったので、裏面にも着彩が必要な、厚手の和紙の裏面に色を施した。同じ色を重ねる仕事なので、薄暗くても仕事は出来る。3度目の着彩を終え、2時過ぎに散歩に出かけた。北東にあるスーパーで買物があるのだが、大回りをして南へ向い、東の沢伝いに北へ向うことにした。ナナカマド公園を抜けて、住宅街を南東に向う。トサミズキが咲いているお宅があった。余り大きな木ではないが、良く花が付いていた。春早い花木はとても佳い。南に面した庭で、エゾムラサキツツジが見事に咲いているお宅があった、庭のエゾムラサキツツジは、漸く蕾が色付いて来たところ。




一番通りの北側の歩道を東へ進む。南向きの庭は、植物の進行が早い。コブシかモクレンか、包皮が取れて咲き出しそうな木があった。枝振りからコブシではないかと思われる。



先日沢伝いに歩いて、エゾノリュウキンカを見付けたので、もう1度会いたいと思ったが、急勾配の階段には、落葉がたっぷり積っていたので、3日続きの雨では滑ることも予想されて諦めた。煉瓦工場の東の道を北へ向う。何時もはもっと北の階段を下りるのだが、煉瓦工場の直ぐ裏に階段があるのを見付けた。道も整備されている様子なので下りてみた。クマザサやトクサに混じって、フッキソウフクジュソウの姿が見られた。道なりに進むと、ゴルフの練習場とテニスコートの間に繋がっていた。ゴルフ練習場の北側の土手には、フクジュソウが沢山咲いていた。この道の突き当りが、先日沢伝いに抜けた橋と階段だった。





遊歩道を北に向い、キタコブシを見上げる。中央の沢のキタコブシよりも、幹が太くて枝も多く、沢山の芽が付いている。前回見た折よりは芽が大きく膨らんでいたが、開花は未だだった。最上部の写真が、沢から突き出た枝の部分。二番通りを渡り、沢伝いに三番通りへ抜け、買物をして戻った。

日暮が近付くにつれて青空の領域が広がっていたが、今朝は早朝から良く晴れている。最高気温は19度まで上がるとのこと。春らしい一日となりそう。