01, 05. 2010 降り止まぬ雨


朝焼けが見えていた昨日は、雲が増して雨が降り続いた。前日戴いたエゾノエンゴサクを、小止みになった折に2箇所に植え込んだ。各々の場所で増やして、庭中に拡げて行こうという算段。早くも頭の中の図像は、他の植物に先駆けて咲くエゾエンゴサク一杯の庭になっている。

庭に出たついでに、発芽の状態を見回る。ずっと気に懸かっていた、昨年日野在住のMIXY友Hさんからお送り頂いたトキワイカリソウに芽が出ていた。もう1種戴いたヤマジノホトトギスも発芽していた。以前から庭にあるホトトギスは、未だどれも発芽していない。




白と青の2種のエゾルリソウも発芽していた。オダマキ同様、白い花を付ける種は、芽が白っぽい。紫色の花を付けるエゾノハナシノブも紫ががった葉を出していた。





キバナノアマナカタクリの蕾は、もう少しで開きそうになっている。クロユリにも蕾が覗いて来た。





未だ小雨は降っていたが、前日も前々日も歩いていなかったので、フード付きの皮コートを着て、2時半過ぎに散歩に出かけた。北の沢から中央の沢を廻り、公園のキタコブシの様子を見て来ようと思った。住宅街を北西に向い、気に懸かっている名称不明の植物を見に立寄る。赤かった葉には緑色が差し、中央の赤い球形が葉に変わっていた。何とも面妖な植物。西へ進んで北の沢のトチの木を見上げる。芽は幾分膨らんだ様にも思われたが、未だ固い芽だった。




三番通りへ出て、沢の西の遊歩道を南へ進む。二番通りを渡り、中央の沢の西の遊歩道を階段まで進んだ。階段を下りて沢に入ると、人影があった。梯子やチェーン ソーを持った作業服の人々だった。3月の嵐で倒れた樹を取除く作業らしい。根こそぎ倒れていた樹は、既に切断されていた。




沢の中断にある遊歩道を南へ進んで、橋の下の土手へ出た。エゾエンゴサクが花盛りだった。青く染まる土手をうっとり眺め、庭にエゾエンゴサクが広がる様子を楽しく想像した。




駅から続く道を東へ戻り、公園伝いに北へ向う。キタコブシは包皮が外れているものがあったが、未だ咲いてはいなかった。無人の東町公園で、ケヤキを見上げて戻った。




昨夜の雨で敷石が濡れているが、雨は止んでいる。昨日の夕刊に、高知でサクラが開花してから青森の開花まで49日を要し、最長記録となったと書かれていた。こんな記録は願い下げにしたい。札幌の開花予想も、5月の初めから9日に訂正された。今日は16度まで気温が上がると報じられている。明るい陽光で、植物の開花が進んで欲しいもの。