すっきりせぬ日が続いているが、昨日10時過ぎから陽射しが出て来た。前日仕上げた4点組みの作品をあk類陽光の下で再度検討し、一部形に修正を加え、浮き上がったパーツを貼り直した。高低差を付けて、玄関ホールに展示しようと考えている。昼食後、内庭の外郭と、アトリエの南側の冬囲いを外した。木の多い部分で、これで全体の半分程の仕事を終えた。後は未だ雪が残っている家の東側を残すのみとなった。

2時半を過ぎてすっかり曇ってしまったが、、原始林の様子を見たくなった。時間が充分にはないので、バスで駅迄行って、その先を歩くことにした。駅の跨線橋を渡り、道立図書館前の道路に西側に平行して走る道を南へ向った。初めて通るみちだったが、3校ある大学の学生相手のマンションが多く、その南には落ち着いた感じの住宅街が広がっていた。札幌学院大学の北には、沢を利用した公園が西へ伸びていた。少し南には、設備の整った小公園があったが、子供の姿は見られなかった。西向きのお宅の庭に、団地の土手で見付けた黄色い花を付ける灌木を見付けた。幹は随分太くなっていて、沢山の花を付けていた。春早く咲いて、花期の長い好ましい灌木。





原始林に突き当たり、住宅街と原始林の間の道を南東に進む。漸く昨年入った喫茶店が見え、大沢口に着いた。昨年通った道を歩こうと、桂コースへ入る。遊歩道には所々、未だ雪が残っていた。歩道脇にエゾエンゴサクが咲いていたが、花序が充分に伸びていなかった。最盛期はもう少し先のことになりそう。




発芽して2年目位のオオウバユリの芽があった。この芽では、今年は花を付けることはあるまい。クマザサの薮にも散見された。大きな樹が折れていた。名札を見ると、カツラと書かれてあった。相当な樹齢の樹と思われるのに、痛ましい。




水辺でミズバショウが花を付けていた。昨年は、ミズバショウは終盤で、葉が大きく伸びていた。この先1週程が見頃かも知れない。




フクジュソウもあちこちに見られた。遊歩道は平坦ではなく、かなりの起伏がある。日陰の部分には、未だかなりの雪が残っていた。時折、歩く人に出会う。こんな時期に歩く方は、一人歩きか、せいぜい2人連れ。




桂コースを終え、分岐点に付いた。時間が遅かったので、1.7kmの大沢コースを選択し、大沢口に戻ることにした。道の両脇には、フッキソウが蕾を付けていた。細い花弁の花を咲かせ、花序はブラシの様な形になる。




2時間程の散歩を楽しんで戻った。今朝も曇り空で、雲が厚い。暖かい春は中々やって来ない。