18, 04. 2010 ミヤマオダマキ
一昨日宵の口に、月と火星、金星が接近した姿が見られるとのことで期待していたが見られなかった。雲がかかってしまったらしい。昨日は朝から曇り空で、陽射しも殆どなかった。教室を終えて床を磨いて、モデルの野菜の処理をした。蕪と胡瓜はキャベツを加えて浅漬けに、紫キャベツは酢キャベツにした。残りの野菜は夕食の素材に廻す。毎週同じ野菜は、後の処理が大変。
3時過ぎに散歩に出かけた。玄関脇の植込みで、白のミヤマオダマキが芽を出していた。背丈が低いオダマキで、20cm程にしかならない。白い花のオダマキは、芽も白っぽく、紫色のオダマキの芽は、赤味を帯びる。ヤブコウジは、葉が少し傷んだが、何とか持ち堪えてくれた。秋に出た小さな芽も冬を越した。
東の沢を南から廻って来ようと、南東に向う。街路樹のシナノキの芽が、大分大きくなっていた。アスパラガスが植えられていた畑の奥に、鯉のぼりが泳いでいた。曇天で風も強く、暖かさに欠けることもあって、端午の節句は未だ遠いことの様に思われ、不意をつかれた感じだった。
何時もの様に一番通りを進まずに、もう少し南へ進み、甥や姪が通った小学校の南側の住宅街を歩く。もう国道が見える辺りで、北へ進んだ。冬期間は雪で通れなかった小学校の東側の公園を横切る。一番通りや小学校からはかなり低くなっている所。以前は沢だったと思われる。「緑地帯」の看板があり、住民の避難所の一つとなっている。公園の出口のサクラも、随分芽が膨らんでいた。
少し北の先日日時計を見付けた公園を通り、一番通りに出る。東の沢は大分雪が融け、煉瓦工場の北にある公園へ繋がる道も見えていたが、公園へ下りる急勾配の階段は日陰の位置にあるので、雪が残っていると判断し、沢伝いに進むのを自粛した。夥しい数が積まれた煉瓦を見ながら、工場の東側の道を北へ進んだ。色、断面の形、大きさも様々な煉瓦が延々と積上げられている。径の異なる土管も数種あって、作り出される製品が多岐に渉っていることが分かる。
除雪で出来た高い雪の壁がぐんと低くなって、公園が見晴らせる様になった。北へ進み、二番通りに近い雪が融けている所から公園に入った。設備は整っているのに、冬のそり滑りの折位しか人影の見当たらぬ公園。南へ戻って、中央の階段から下を覗く。未だ雪は残っていたが、現れた地面伝いに遊歩道へ出られそうと判断し、沢へ下りた。
西の小川沿いの遊歩道を歩く。木立を見上げながら北へ歩いて行くと、小川の奥から手前に傾斜して生えている樹に、見覚えのある斑紋を見付けた。枝先に目を走らせる。やはり、キタコブシだった。この沢でもキタコブシが見られることが分かり、気分良く蛇行する遊歩道を二番通りまで登った。
二番通りの北側の沢を少し北へ進み、住宅街を西へ戻る。過日見付けたヒイラギナンテンと思われる花木は、縄が外されていたが、傷みが酷く、花芽が見当たらなかった。ヒイラギなのかも知れない。気候が良くなって、持ち直してくれるのを希った。
今日も曇天で、午後からは雨の予報が出ている。暗い日曜日となりそう。