15, 05. 2011 花曇り


雨こそ降らなかったものの、昨日は強い風が吹き、薄暗く肌寒い一日だった。教室を終え、西の境界付近へセージとナツハゼを移植した。どちらも植え込んで20年程が経過していて、掘り上げるのに難儀をした。手前の空いた地面に、背丈の低い山野草を植え込むことが可能になった。

2時過ぎに、食材を買求めついでに散歩に出かけた。北東のスーパーへの用事なのだが、ヒイラギナンテンの様子が気に懸かり、南西を廻って行くことにした。シラカバ公園は梢が緑になって、見える空の分量が減っていた。間もなくすっかり緑で覆われることになる。桜が満開の状態だった。




東町公園の北の道を西へ進む。昨年ヒイラギナンテンの花を見たお宅に立寄る。今年はすっぽり雪に覆われていたので、道路側の葉も蕾も損傷が無かった。蕾は少し黄色く色付いていた。更に西の今年見付けたヒイラギナンテンを見に立寄る。丁度ご夫婦で庭仕事の最中だったので、写真を撮らせて頂く承諾を得た。招き入れられて、少し敷地にお邪魔して写真を撮った。奥様の説明では、現在の倍程の背丈だったものが、折れて切詰められたとのこと。こちらも雪が保温材となり、葉も蕾も損傷が無かった。ほぼ真上の位置から撮ることが出来た。





中央の沢の東の遊歩道へ入ろうとして、階段付近の桜が目に入った。階段の両側に土手から伸びた大きな桜の樹がアーチの様になり、満開状態だった。沢の底も緑が広がって来ていた。階段を下りてみる。先日は未だ小さな蕾だった歩道近くのニリンソウも開いていた。東の遊歩道に戻ろうと階段を上る。階段脇のクマザサに覆われた土手に、点々と青いエゾエンゴサクが見受けられた。





東の遊歩道を北へ進み、北の沢の東の遊歩道に入る。沢は柔らかな緑が広がっていた。冬には押し出された雪で近付けた巨木のツルアジサイの葉が、緑に変わっていた。背丈程のクマザサが起き上がり、傍へは近付けなくなってしまった。トチノキは頭頂のの芽が僅かに開き始めたところ。未だ展開には時間を要しそうだった。三番通りを越えて、小公園が並ぶ道に出る。ズミの緑が量を増していた。公園の西隣が空地になっていて、ズミを間近に見ることが出来る。未だ花芽は出ていなかった。レンギョウと桜が綺麗に咲いていた。






小公園が並ぶ道を東へ戻る。途中のお宅に、余り大きくはないがシダレザクラが植えられてあった。一番東の小公園から、北の低地を見下ろす。雨雲が垂れ込め、札幌の西の山々の頂が、雲に覆われていた。



昨夜の雨は上がっているが、今朝も風が強い曇り空。梅の花弁で、敷石が白くなっている。暖かな春の陽光が待たれる。