13, 04. 2010 キタコブシ


住宅街を通って、北の沢へ向う。雪解けが始まった頃、僅かに姿を現していたキヅタの絡まる塀が、すっかり姿を現していた。東側と南側に、L字に緑の塀が現れていた。常緑の蔦の塀も素敵に思えた。北の沢の遊歩道を南へ進み、二番通りを越える。殆ど氷が融けて水面が現れている池を見ながら、沢の西の遊歩道へ向った。遊歩道の雪が融けて、歩ける状態になっていた。原始林で見かけたキタコブシの幹の文様を思い出し、原生林を南へ向う。




途轍もなく高い樹が、見覚えのある斑紋を付けて聳えていた。花を開くには、あと10日以上を要するかも知れない。3月に入っての寒さは、植物の生育を遅らせている様に思われる。沢の中央の階段を下りて、東の遊歩道に出た。





住宅街を東へ進む。大きなコブシのあるお宅に立寄った。こちらのコブシも、随分芽は膨らんで来ているが、開花までには未だ間がありそう。冬に見付けた大きなフジの実は、未だぶら下がっていた。直ぐ近所に、立派な藤棚があった。こちらは、実は刈り取られてあった。しっかりした芽が膨らんでいた。





クロッカスやチューリップ等が植え込まれている塀と道路の間に、小さなスミレを見付けた。今春初めてのフキノトウを見付けたお宅では、大きくなったフキノトウが沢山見られた。塀から覗いているレンギョウの芽は、大きく膨らんでいた。





高い塀から覗いている木に、黄色い花が付いていた。見上げるとマンサクの花だった。随分年数の経った木らしく、幹が太く、枝はあちこち剪定の跡があった。




一夜明けた昨日は、薄曇りながら、穏やかな日和だった。柔らかい陽射しの中で、小品が2点気分良く仕上がって、2時過ぎに散歩に出かけた。前日廻り切れなかった公園のキタコブシを先ず見に出かけた。随分芽は膨らんでいたが、開花には至っていなかった。