14, 04. 2010 ユキワリソウ


昨日は気温が下がり、雨を伴った強い風が吹き荒れた。札幌でも瞬間最大風速が30mを超えたと報じられ、強風や波浪の警報が、道内各地に出されていた。昨日の雨と、今日の雪の予報は数日前から出ていたので、前日、公園のキタコブシを見たあと、かなり大回りの散歩をして戻った。

白樺公園を南へ向い、東町公園の雪が殆ど融けているのを確認し、一番通りを渡って南に続く公園に入り、キタコブシを眺めた。開花には早過ぎたが、住宅街を北東に歩いて、素敵な出会いがあった。大きな南北に通ずる道路に面して建っている理容店の入口の両脇に、思いがけぬ花を見付けた。プランター程の僅かな面積を煉瓦で囲んだ所に植えられてあるユキワリソウ。右手には白い花、左手には薄紫色を帯びた株が植えられてあった。葉が傷んでいるので、この場所で冬を越したものと思われる。佐渡在住のMIXY友、Kさんの日記に大分以前に登場し、春早い花を好ましく思っていたもの。戸外で冬を越せるのなら、園芸店で探す愉しみが出来た。




すっかり佳い気分になって、北東を目指す。一番通りに面したお宅で、黒い実が開き、花の様に見える花木に、赤い大きな芽が出ているのを見付けた。何の木なのだろうか。先日赤い実を見付けたエゾノコリンゴの樹の下に、実が沢山落ちていた。雪が融けて日が経っているので、先日の様な鮮やかな赤ではなかった。




煉瓦工場前の煉瓦は更に数を増し、入口が見えぬ程高く、長く積まれていた。工場の東を北へ向う。雪の壁で見えなかった公園は、地面が現れていた。西に続く沢が整備され、大きな公園になっている。




二番通りを渡って、沢の西側を北へ進む。タラノキの芽が膨らんでいた。この沢には蔦が多い。複雑に絡まり合い、大きな量塊となっている蔦が、この先どの様に変化して行くのかを愉しみにしてる。沢の西側の道の先に窪地があって、人が歩いて草がなくなっている細い道があった。道を辿ると、三番通りへ出られた。通りの北に木立が続く道が、北へ延びている。この道を北へ進んでみた。東側は高速道路で、低い位置を車が通るのが木立の間から見えた。住宅が途切れ、目の前が開けた。四番通りを廻って北東のスーパーに行く折に目にしている農場の東側に出た。木立のネコヤナギの芽が膨らんでいた。





四番通りを西へ戻る。雪で通れなかった北側の歩道を歩いた。北側に続いていた雪原は、黒い土に変わっていた。盲学校の角まで戻り、雪捨て場を眺めた。大分嵩は減ったが、未だ大きな山になっている。ブルトーザーが入り、雪山を崩す作業をしていた。




昨日降り続いた雨は上がり、今朝は雲なく良く晴れている。気温はかなり低いが、この天候なら気分良く仕事が進みそう。


ユキワリソウ Hepatica nobilis var.japonica キンポウゲ科