10, 04. 2010 寄り道


朝方の雲が中々切れぬ昨日、晴れる予報が出ていたので、日常の雑事をしながら晴れ間を待った。10時を過ぎて薄日が射し始め、小品に取りかかる。陽射しは午後になって強まり、何とか3点の組合せを決めて張り込んだ。小品は作業量は少ないが、かなり難しい。

2時過ぎに、モデルの野菜を買いに出かけた。今月初めに生花店で花を探したが、季節を先取りする様な気の利いたものが見付からなかった。これから春の佳い時期を迎えようとしているのに、年中ある花やヒマワリなどもっての他。仕方なく野菜をモデルにした。時間が早いので、先日線路を越えられずに諦めた国道の南を廻ることにした。帰りがけに南西の商店街に寄れば、野菜を調達出来る。

バスで白樺通りまで行って、南へ向った。原始林への道は頭に入っているので、今まで通らなかった道を選びながら、南西に向う。南向きの庭のお宅で、面白い木を見付けた。剪定もされ、こんもりと纏められてある木の枝が、何れも湾曲している。かなり太くなった枝も曲線を描いていた。



住宅街を適当に折れ曲り、目指す通りへ出た。高速道路から見える南の山々が白く光っている。橋を渡り、南へ向う道に入って見た。右手の原始林の梢が色付いている。道は西側に湾曲している様子なので、酪農学園の南側に出られないかと考えた。




西へ湾曲している道を進む。原始林を背にして、真新しい大きな建造物が点在していた。雪印乳業の温室を備えた種苗研究所もあった。




更に進むと、右手に大きな建造物が見えて来た。周囲を木立に囲まれた建物で、道路脇の大木には大きなヤドリギが重なって寄生していた。寄生主の大木は、団地の中学校前の樹と同じ実を付けていた。正門前に、情報大学の看板があった。随分南へ来てしまっている。この先には、セラミックセンターがあることが分かっていたので、仕方なく元の道まで戻った。高速道路の境の林に、丸く大きく膨らんだ木の芽を見付けた。何の木なのだろうか。




何度か通った道を西へ向う。突き当りには大きな立て札に赤い矢印が3つも並んでいて、道は北に曲がっている。この坂道を下ると、団地は向い側に見えて来る。左へ続く道があったので入ってみた。住宅がかなり建ち並んでいたが、何れの道も林で行き止まる。林沿いの道を北に向うと、北海道種苗研究所に出た。遠方から酪農学園の建物かと見ていたもの。正門前の道を東に向うと、見覚えのあるヤドリギを寄生させた大木の姿があった。




久々の国道に平行して走る道の様子は、雪解けですっかり様子が変わっていた。大回りの散歩に寄り道も加わり、少し時間が押していたが、未だ陽は高かった。随分日が長くなって来ている。