31, 03. 2010 雪解け進む


朝の雪は早々と止んで、昨日は期待以上の好天となった。気温も上がり雪解けが進む。制作の合間に庭に出てみた。葉が見えていたのに一旦雪を冠っていたワサビが再び顔を出し、小さな蕾を付けていた。梅の木の下が大分融けて、フクジュソウの芽が出ていた。今週末には開花するかも知れない。雪が降っては融けるのを数日繰り返したので、西隣のお宅の軒の氷柱が、途轍もなく長く伸びていた。






眩しい程の陽光で、仕事は快調に進む。切り取ったパーツに加筆した絵具が乾く間に、散歩に出かけた。風には芯があって冷たいが、陽射しの暖かさが補ってくれる。旅のホテルを決める為に、ガイドブックの地図を眺めていると、乗物など使用せずに、全て歩いて廻りたい欲求に駆られる。少しずつ距離を延ばそうと、東の沢と北の沢を廻ることにした。ナナカマド公園を抜けて東へ向う。桜の芽が開いて大きくなって来ている。分厚く残った雪の手前が融けて、フクジュソウが咲いているのを見付けた。手前が道路なので、良く陽が当たっていた。




東の沢は梢が色付いて、華やかに感じられた。ブルトーザーが押し上げた雪山から見ていたタラノキは、雪山が融けて見上げる程の高さになっていた。



東の沢の遊歩道を北へ向い、三番通りに出た。北からの風が少し強まったが、西の北の沢を目指す。北の沢の遊歩道は、雪が融けて地面も乾いていた。冬期間除雪されていた為で、遊歩道脇のヘベンチは、未だ雪に埋もれている。




梢の色が和らいで、沢全体が明るく感じられる。池に突き出た大木にネコヤナギが芽を吹いていた。大きな柳の樹だった。




遊歩道を離れ、住宅街を東へ向う。最初に実を見付けたコブシの芽の膨らみ具合を確認し、白樺公園を目指した。西日を受けたシラカバの梢が輝いていた。




昨夜も月が綺麗だった。今日から天候は下り坂で、明日、明後日は雨の予報が出ている。雪解けは一層進むものと思われる。