30, 03. 2010 新聞記事から


朝方の晴天が持続して、昨日は良く晴れた。1月から準備を進めて来たパーツが揃って、パーツに切り込みを入れ、組み合わせて作品を創る作業に入った。暮から1月初旬にかけての作品が重く感じられ、窓の下の細い壁の為の作品を新たに創った。2点を組み合わせる構成にした。

昨日の朝刊に、心躍る記事が載った。以前、日野在住のMIXY 友H さんのブログで拝見したヒスイカズラの写真が載っていた。当別の北海道医療大付属薬草園で開花したとのこと。フィリピン原産のマメ科の植物で、写真では翡翠よりはトルコ石を想わせる鮮やかな花を付けていた。H さんのブログに登場した折は、うっとり何度も眺めさせて頂いたが、北海道にもあることが分かり、実物を見たい思いに駆られた。当別まで出かけるとなると、1日仕事になる。雨や雪の日なら潰しても惜しくないが、事前に予約が必要とのこと。仕事に精を出して、1日を浮かせるより方法はあるまい。1年3ヶ月連載されていた梅沢俊氏の「北草花樹」が先週で完了した。最後は、カムイコザクラだった。以前庭にあったが、家の建替えの折に、消えてしまった種。毎朝このコラムには、楽しませて頂いた。




仕事が一段落した2時過ぎに、散歩に出かけた。中央の沢の南西に、エゾエンゴサクが咲く土手がある。未だ早いのは分かっていたが、どの様な状況かを見たくなった。白樺公園を抜けて西へ進み、沢の遊歩道を南へ向う。二番通りを渡って、中央の沢の西へ出た。西の遊歩道は、未だ通れる状態ではなかった。少し西のアンダーパスで団地に入る道を南へ下る。沢の中央の階段に出て、沢へ下りてみた。昨年は流れに水がなかったが、今年は雪が多かったのか、水が流れている。過日の嵐の仕業か、大きな樹が根こそぎ倒れていた。雪を踏み分けて目指す橋の下の階段迄辿り着いた。南西に向っている階段脇の土手は、大分雪が融けていたが、未だ緑は見られなかった。





階段を上り、駅前から続く道を東へ向う。陽当たりの良い南向きの庭に、チューリップの芽が出ていた。西から量塊の大きな雲が流れて来る。夏の雲の様だが、空気は冷たい。




白樺公園、東町公園に続く南の公園を北へ向う。ズミの僅かに残った実を、ヒヨドリが啄んでいた。更に北へ進み草野球が出来そうに広がった公園の東端に、先日見付けたキタコブシを見に立寄った。幹の斑紋から、キタコブシに相違ないと確信する。あちこちで見付けているコブシと思われる樹々の半数位は、モクレンではないかと思っている。春に花を付けると、分布は2分されることになる。





一番通りを渡り、東町公園に着いた。人影のない公園に、雪だるまがぽつんと座っていた。前日の日曜日に、子供達が作ったものだろうか。



好天は夜まで続き、大きな月が綺麗だった。寝室のブラインドを下ろさずに、灯りも消して月明かりを楽しんだ。明けて来た空は雲が広がり、牡丹雪が舞い始めている。雲間に青空も見えているので、予報通り晴れて欲しいもの。