23, 03. 2010 寒の戻り


突風並みに強い風は幾分治まったものの、昨日の風も冷たく強かった。雪の置土産も10cm程、庭はまた白くなってしまった。道路の凍結による自動車事故や、石狩湾に投錨して嵐を避けていた貨物船が風で押し流されて座礁した事故が報じられていた。雲の動きが速く、時折雪も散らついたが、陽射しはあった。午前中一仕事を終えて、午後から修理に出していた器具を引き取りに、札幌へ出かけた。

用件を済ませて、駅まで歩いた。剪定はされているものの、余り小さく切り詰められていないプラタナスの姿が佳い。札幌の街中の街路樹は、総じて大きいのが佳い。東の空は晴れていたが、西には雪雲が湧いていた。大通公園の大きな樹に、カラスが群がっていた。雪祭りの後遺症か、公園の雪は予想程は融けていなかった。






除雪やロードヒーティングで歩道には雪がないが、竹で綺麗に作られた冬囲いの上には、未だ雪が残っている。下層部分は凍っていて、すっかり融けるのは未だ先のことになると思われた。



道庁の南門から入り、構内を抜けて駅前通りに向った。構内の樹々も、正門前の銀杏並木も、梢が柔らかになっていた。駅前の西武が撤退した建物は、相変わらずシャッターが下りたまま。極端に窓が少ない倉庫の様な建造物と、デズニーランドの様な薄っぺらいLOFTの建造物は、再利用が難しいのかも知れない。バブル期のとんだ置土産。




北西から雪雲が押し寄せ、小雪も舞ってはいたが夕映えが見られ、久々に半月の姿も見られた。例年より6日早いという東京のサクラの開花が報じられていた。



明るくなり始めた空は曇り空。雪の予報が出ているので、陽光は望めないかも知れない。