22, 03. 2010 最初の緑も・・・


朝方の小雨は程なく上がり、昨日は目紛しく変わる天候となった。異常に強い風が吹き荒れ、雨雲を押し流し、午前中は良く晴れた。陽光を期待していなかったので、得をした気分で仕事を進める。たっぷり引いた絵具が乾くのは夜分になるので切り上げ、庭に出てみた。夜半の雨に続く陽光と強い風で、雪はかなり融けていた。アトリエの前の植込みにワサビが現れていた。小さな丸い葉が陽を受けて光っている。今年の庭の最初の緑。



ここ数日、余り距離を歩いていないので、東の沢を廻って来ることにした。ナナカマド公園を南へ向う。風は北西から強く吹き付けていた。過日吹き溜りが出来て通れなかった道も、もう雪が緩んで固まっているので吹き溜りは出来ていない。街路樹の梢が、黄緑色に煙っていた。帰りは向い風になると思いながら、背を風に押されて歩く。牧草地を通り過ぎた住宅街の庭で、ネコヤナギを見付けた。大きく綿毛が膨らんでいた。少し東のお宅では、僅かに1つ残ったボケの実があった。棘のあるゴツゴツした枝には、赤い小さな花芽が出ていた。東の沢は雪が減って、明るい陽光で梢が様々な色に見える。






煉瓦工場の東側の道を、北へ進む。強い風が、時折突風の様に吹き付ける。沢の公園には人影がなかった。とりわけ大きな樹に、枝先に実の様なものが見える。シラカバの芽にも似ているが、幹はシラカバのそれではない。何の樹なのだろうか。




バス通りまで戻り、風を避けて住宅街をジグザグに進む。ナナカマド公園近くのコブシの芽が膨らんでいた。強い風に乗って、雪も舞い始めた。何とも目紛しい荒れ模様の天候。





昨日夕刻から吹雪いた雪が、窓に貼り付いている。外は未だ暗いが、折角現れた敷石の辺が白くなっている。近付いた春は足踏み状態。