18, 02. 2010 紺碧の空


夜明けの青空の領域が広がって快晴となった昨日、前日パーツを加えて貼り直した作品に加筆して仕上げた。透明感が増した様に思われる。乾きを待って床から外すには5・6時間は必要なので、陶筥の削りに入ろうかと思ったが、空の青さに誘われて先に散歩をすることにして、10時半過ぎに家を出た。

前夜の雪は粉雪で、足元でキシキシと崩れる。前日雪で廻り切れなかった北東を廻ろうと、北へ向った。風も余りなく、陽射しが暖かい。荷台が空になったトラックと何台かすれ違った。四番通りを渡って雪原を見渡した。深い蒼の空と目映い雪原に魅入る。西を見ると、無人となった雪捨て場の奥に、札幌の南西に連なる山々が輝いていた。




四番通りへ戻り、東へ進む。農場の北側の木立は、雪を纏って光景が一変していた。大きなズミも雪の華を咲かせていた。これでは僅かに残っている実も、小鳥達には見えまい。場所を覚えていてやって来るのだろうか。スーパーへ通ずる道路を通り越して、更に東へ進む。起伏のある道の最も低い位置が、高速道路に架かる橋になっている。坂を上り切って信号のある交差点まで達した。前日、北へ進んだ道路。南へ曲がろうとしたが、未だ時間も早いので、北へ曲がってみた。道は真直ぐ北へ伸びて下り坂となり、遥か前方の道路に突き当たっていた。その北には木立が見えた。家に戻ってから地図を見ると、河があることが分かった。牧草地と思われる右手の雪原の東には、野幌高校が見えた。暖かくなったら、河の畔を廻って見たい。






四番通りまで引き返し、南へ進む。莢を付けた樹が、雪面に青い影を落としていた。真直ぐに付けられていた歩道がカーヴを描く。右手の木立の樹が車道近くまではみ出しているのが切り倒されずに残されている為。たっぷり雪を冠った、ヤドリギを見上げる。車道の東側にも木立があって、開発が進む以前は、雑木林であったことが伺えた。








三番通りまで南へ進み、西へ戻った。西には雲が広がり始めていた。急速に広がった雲も、夕刻には晴れて、新月が明けた糸の様に細い月が見られたが、今朝は曇り空。中々天候が安定しない。今日から新しい作品に入る。