13, 02. 2010 雪の晴れ間に


すっきりせぬ空模様が続く。昨日は朝から雪が舞って、薄暗くなった。作品の組み立てに入ろうとしたが気分が乗らず、前日外出で出来なかった家事や陶筥と水差しの粘土の削りをして過ごす。16日と思っていた地区の排雪は11日の記憶違いで、前日工房から戻ると、道路の両側の雪は削り取られて、道幅が広くなっていた。昨年は排雪が済んだ後から大雪が来たが、今朝未だ暗い戸外を覗くと雪の量が増えている。折角広くなった道幅も、また狭められそうな気配。

今日のモデルの花を買求めに、昨日3時過ぎに家を出た。10cm程の雪が降り積もっていた。道の両側の雪の山が削り取られて、白い壁になっている。遠回りをして四番通りを見ようと、北へ進む。通りの東の地区は、未だ排雪が済んで居らず、道には雪が迫出していた。




時折雪を積んだトッラクが追い越して行くが、何時もより少ない。四番通りでも数台見かけたが数が減っていた。通りを渡って雪原に出る。雪は小止みになって、雪雲に白い雲が混じり、陰鬱な空模様だった。西の雪捨て場は雪の壁が更に高くなっていた。通りへ戻って歩道を西へ進む。先刻雪を下ろしていたトラックが走り去り、雪捨て場は閑散としていた。ブルトーザーが雪を壁に押し上げている。入口に立て看板があり、事情が飲み込めた。この雪捨て場は、収容能力が限界に達したのか、今日で閉鎖されると書かれていた。





青空が見えて来た中を、木立やサイロのある農家を見ながら歩道を更に西へ進み、交差した道路を南へ進んだ。真直ぐ南へ向えば、商店街の西の端に出て生花店は近い。西向きのお宅の車庫から迫出した雪が、トンネル状になっていた。




生花店は春の花で溢れていた。先週入荷していなかったアネモネも入っていた。アネモネミモザを買求める。サクラやコデマリが春への想いを掻き立てた。





少し明るくなった戸外は、雪は止んでいるが積雪が20cm程。少し姿が見えていた庭木がまたすっぽり雪に隠れてしまった。厳しい季節はまだ続く。