12, 02. 2010 常緑の赤い実


前日の降雪が上がり、僅かに青空も覗いた昨日、K・K さんの工房に伺った。何時もの様に、琴似駅から南へ向けて歩く。祝日の所為か、人通りが多かった。車道は路面が出ているが、歩道は窪んだ足跡が凍った部分に雪が詰まった斑模様。足を取られぬ様に注意して歩く。正面には三角山。商店街を抜けて、勾配の強い住宅地に入った。




傾斜地を利用した設計の住宅が建ち並ぶ。庭の造りも中々佳い。段差のある高いコンクリート塀のお宅の塀から、常緑樹が赤い実を付けて覗いていた。ナンテンかと思ったが、枝が剪定されていて、良く分からない。ナンテンが当地で冬を越すとは考え難いが、最近はツバキも戸外で冬を越す様子。ヒイラギナンテンも戸外で見ているので、ナンテンなのかも知れない。季節が変わって、花が見られる時期が愉しみになった。階段のある門の左側の塀の植込みには、キヅタもあった。団地で見付けたキヅタは、塀の上の雪と、地面に降り積もった雪に覆われて、僅かに一直線に顔を覗かせていたが、こちらは降雪が少ないのか、大分姿が見えていた。






先月成形した深めの鉢は、程良い生乾きの状態だった。手捻りで作った水差し同様、底に近い部分のの粘土が厚い。轆轤に粘土で鉢を固定して、先ず内側の底の部分の粘土をかきべらを当てて削り取る。慣れて来ると、かなり自在に粘土を削ることが出来た。糸底を作る段階となり、K・K さんが薄く伸ばした粘土を轆轤の中央に貼付け、かきべらでドーナツ状に成形した粘土に、鉢を伏せ、粘土で固定する方法を教えて下さった。かなり深めの糸底を何とか仕上げて作業を終えた。作りかけの水差しは、やはり内側をもう少し削る必要があると感じた。