08, 02. 2010 吹き溜り
昨日は吹雪は治まったものの、時折雪が散らつく薄暗い一日となった。手がけていた作品は大詰めなので佳い状態で仕上げたく、制作は諦めて陶筥と水差しを削って過ごした。陶筥は表側と内側に2つの世界が表現出来るので好きな作陶なのだが、成形に滅法時間がかかる。今迄使用していた陶土や半磁器粘土と異なり,磁器粘土は気難しく融通が利かず、中々手強い。
1時半を過ぎて少し肩が凝って来たので、作業を中断して散歩に出かけた。先週買求めたサイネリアは、乾燥に弱い。今迄使用していた霧吹きが調子が悪く、帰りがけに霧吹きを買求めようと、南東へ向った。気温は少し上がって、雪が柔らかい。ナナカマド公園の入口の雪山が、一段と高さを増していた。
バス通りを渡って南へ向う。バス通りでは、歩道と車道の間の雪の山の排泄作業が行われていた。あちこちで、雪掻きをする人々の姿が見受けられた。
煉瓦工場の東を廻って戻ろうと、大きな通りへ出た。信号を渡り、東へ向おうとして足が止まった。歩道に吹き溜りが出来ていた。北側にある広い牧草地の雪が、歩道に吹き込んでいた。真直ぐな筈の歩道が、吹き溜った雪で曲線を描いてうねっている。南側の歩道も同様だった。通りの南には、甥や姪が通った小学校がある。商店街に近い小学校より随分後に、団地で最後に出来た小学校だが、昨年開校30周年の看板が出ていた。吹き溜りには、帰りがけバス通りでも掴まった。やはり北側が広い牧草地の地点だった。人通りのある所なのでこと無きを得たが、此処は人通りがなかった。サイズの小さな写真は、バス通りの吹き溜り。
小学校の南側の住宅地を廻って東へ向う。グラウンドには、2人の運動会に付合わされて、8年通った。夏には通れる小学校のグラウンドの東は雪で通れないので、更に東へ進んで北へ向う道へ入った。丁度煉瓦工場の東端に出た。工場も、積上げられた煉瓦や土管も、雪に埋っていた。東の沢の公園を見ながら、バス通りへ向う。
霧吹きを調達し、ナナカマド公園を抜けて家に戻る途中で、排雪作業で足止めされた。もうトラックには大分雪が積まれていたので、写真を撮って待っていたら、先方で気付いて作業を中断して通して下さった。個人で排泄作業を依頼されていたものらしい。
明けて来た空は晴れて、南に三日月が見える。気温も4度迄上がるとの予報。佳い条件で、作品を仕上げてしまいたい。