29, 12. 2010 悪路


朝方は雲に覆われていた昨日は、10時を過ぎて雲が切れ始めた。雪雲の陰に陽が入り、彩雲が屢々現れた。賀状で思いがけず時間を取られて、新たな粘土を付け足すのが遅れていた器に粘土を付け足して、広がった形を内側に絞り込む作業をした。やはり乾き過ぎた陶筥の身も削った。乾き過ぎると、削りに力が必要になる。四角形と六角形の陶筥の身を、八分通り削り上げた。年内に仕上がるだろうか。



区切りの良いところ迄進めて時計を見ると、もう2時半を過ぎていた。東の沢を廻って、帰りがけにスーパーへ寄ろうと出かけた。前日と同じ最高気温の予想だったが、風が殆どなく暖かく感じられた。ナナカマド公園傍のお宅の屋根の雪が、迫出して窓を殆ど覆っていた。道路は幾分緩んではいるものの、やはりツルツル状態。なるべく端の少し雪のある所を選んで歩く。大分実を落としたセッコウボクがあった。白い実は変わらず、美しい。ドウダンツツジの生垣が雪を冠り、赤い冬芽を出していた。





冬休みに入った所為か、小公園は子供達の姿があった。先日見かけた大きな雪だるまは、姿を消していた。毎日拝見しているS大M教授のブログで、公園にあった雪だるまの頭を誰かが落とし、M教授がその頭を乗せて帰られると、翌日また頭が転がっていて、何度も乗せては落とされる攻防を写真入りで記しておいでだったのを思い出した。




陽を浴びている東の沢を北に向いながら、鳥の姿を目で追う。飛回っているのは、ヒヨドリだけだった。沢を離れて西へ向うと、もう陽がすっかり傾いていた。





買物を済ませて、三番通りを西へ戻る。ツルツルの歩道に危険を感じてか、歩道と車道の間に出来た雪の壁に、踏み固めた道が出来ていた。




今朝は、夜半に降り始めた粉雪が降っている。未だ3cm程の積雪。もう少し降り積ると、ツルツルの悪路から開放されるのだが。