03, 02. 2010 小さな虹の弧


雪の予報が覆り、午前中は晴れの予報となった昨日、8時過ぎから雲が切れて、綺麗な青空が広がった。雪の後だけに、澄んだ美しい青だった。眩しい程に輝く太陽の右手に、小さな虹の弧が見えた。捉えられるかどうか分からなかったが、写真を撮ってみた。肉眼よりはかなり弱いものの、姿が残っていた。以前何かでこの現象を見た記憶はあるが、その呼称は記憶に残っていない。




この時期これ程陽光が得られるのは珍しく有難い。晴れている間にと、仕事を進めた。2時少し前に一段落したが、少し雲は出て来たものの良く晴れている。前日買物ついでに少し歩いただけだったので、時間は充分あり、しっかり歩いて来ようと家を出た。過日歩いた国道の南側の道を、東へ向って歩こうと、家の東の道を南へ進む。気温は低く、足元で雪がキシキシと音を立てる。陽が当たった方が暖かいので、東側の歩道を歩いた。寒さの為か、庭のツバキの葉が少し変色しているお宅があった。今朝戸外には大きな半月が見え、最低気温は-11度、最高気温は-8度と報じられているが、無事に冬を越せるのだろうか。大きなイチイの木に、ツルウメモドキを絡ませているお宅があった。蔓はかなり上方迄、しっかり幹に絡まっていた。




跨線橋を渡り国道を渡って、ナナカマドに寄生したヤドリギを見ながら東へ向う。ヤドリギに雪が積り、白い花が咲いている様に見える。ナナカマドの実は、随分数が減っていた。





ナナカマドの並木が切れた所から、酪農学園大学の敷地を南へ向う。新雪が強い陽光に輝いて眩しい。木立の中の道を、急坂の手前の東西に走る道を目指した。




大学の施設の煉瓦建ての建造物は、中々佳い。左手北側には、過日も見た2棟の建造物、少し東へ進んだ右手にはファサードに凝った装飾のある建造物が見られた。




雑木林の樹々には、ヤドリギの姿が多く見られた。とりわけ大きなシラカバに、巨大なヤドリギが寄生していた。僅かに残った大きな枯葉から、カシの仲間ではないかと思われる巨木が陽を浴びて、白く輝いていた。




林が切れて、広大な雪原が続く。南東に家並が見え、大きく枝を拡げた巨木に、沢山のヤドリギが見受けられた。あの樹を下から見上げようと、雪原の中の道を進んだ。