07, 01. 2010 インディゴ ブルーの雪雲


雪の予報が出ているが、雪は降らない。雪が降って欲しい訳ではないが、山にある程度の雪が積らないと、夏の渇水の原因にもなるのだろうし、「後で纏めて」と、昨年の様に春近くなってからの大雪は困る。出来ることなら必要量さっさと降って、春が早く訪れるのが望ましい。

雪は降らなかったが、昨日は厚い雪雲に覆われた陽射しのない一日だった。地面が雪に覆われているので、晩秋や初冬よりは暗くはならず、手を付け始めたばかりの作品も、大きな流れを作る段階なので、何とか仕事は進められる。濃度の低い絵具を大きな刷毛でたっぷり引くので、中々乾かない。乾きを待つ間に、陶筥の身の粘土を掘り出したり、先日成形したカップの形を整えたりして過ごした。蓋は完全に乾いて成形を終えたが、身の方は中々乾かない。少し掘り進めたが、粘土が粘って来たので取り止めにした。今迄と異なった製法で成形したカップは、底に近い部分が分厚く重かったので、削ってみることにした。

次回工房へ伺う折には、昨年素焼を終えたポットに青白磁釉薬をかける予定になっていることを思い出し、このポットに合わせて面を取ってみることにした。一昨年厚い牛皮のバッグを縫う折に、縫い代の裏を削って仕上げをすっきりさせようと刃物の専門店で買求めた革すきの刃物は、とても良く切れる。糸底も高めに作って、かなりの量の粘土をそぎ落とした。今日はこの形に合わせて、持ち手の成形をしようと思っている。







また書き足した賀状を投函しに出かけた。東に僅かに青空が見えたが、北にはインディゴ ブルーの気味悪い雪雲が出ていた。低層の雲がその前に浮かんで、不気味さを助長させている。




夜分にあの雪雲が大量の雪を降らせるのかと思ったが雪は降らず、天空に半月が浮かんでいる。今日は明るい陽光の下で、制作を進められそう。