08, 01. 2010 蒼碧の空


早いもので昨日で松の内はお終い、七草粥を戴いた。全ては雪の下となる当地でも、簡便な七草のセットが売られる様になって、七草粥が戴ける。綺麗な朝焼けの出た昨日は、期待通りの仕事日となった。珍しく、雲は東から西へ流れていた。

雑事を手早く済ませ、早々にアトリエに入る。眠っていた青が輝き出して、気分良く仕事が進む。窓を開けられる季節なら乾きも早いのだが、乾きを待つ間は陶土をいじって、交互に仕事を進めた。大きな流れを創り終え、作品に呼ばれる様に、幾つかのポイントに新たな色を置いた。待ち時間で2つのカップの持ち手の形を整え、昨年焼成して頂いた呉須で絵付けをしたポットに合わせて、薄手の大きめのカップを成形した。面を取ったカップには青白磁釉薬をかけ、大きなカップには、呉須で絵付けをすることにしたい。




2時を過ぎて仕事が一段落して、散歩に出かけた。前日は賀状を投函しただけで余り歩かなかったし、今日は午後から札幌へ出かけなけれなならないので、中央の沢を廻って戻ることにした。白樺公園を南へ抜けて、ナナカマド公園に入る。小学校の西のシラカバの大きなヤドリギを見上げた。空は蒼碧、吸い込まれる様に青い。日野在住のMIXY 友のH さんに、アカミヤドリギが針葉樹に着くと教えて頂いたので、今年は針葉樹も注意して眺めたいと思っているが、落葉樹と異なり、姿を見付けるのは難しいかも知れない。南の大きな公園では、子供達がそり遊びに興じていた。色とりどりの防寒着とプラスティック製のそりが、雪に映える。気に入りのケヤキを眺めて、通りを渡り更に南の公園を進む。






ヒメアオキは大分雪に埋もれてしまっていたが、元気だった。一番通り迄南進せずに、未だ通ったことのない住宅街を西に進んでみた。南に面したお宅の庭に、大きなヒメアオキがあった。簡単に縄で一箇所縛られた状態で、冬を越すものと見える。




気分に任せて住宅街の道を曲がりながら、西の沢を目指した。石の塀から垂れ下がった、見事なベニシタンに出会った。北の方にある低く大きく広がったベニシタンも見事だが、こちらのお宅のベビしたんは、石塀との映りが中々佳い。ジグザグに道を曲がりながら一番通りへ出て、中央の沢の東の遊歩道に辿り着いた。




明けて来た空は今日も良く晴れている。出かける前の午前中は、気分良く仕事が進められそう。