18, 11. 2011 雪降り積る


10cmを超える雪が降った昨日は、気温も一段と下がり、屋根の雪は落ちたものの、庭の雪は殆ど融けなかった。時折陽は射すものの、午前中は何度か雪が散らついた。朝日新聞に、訪日中のブータン国王が、過日日本の調査隊が70年振りに生存を確認し、5頭捕獲してブータンに置いて来たブータンシボリアゲハの内の2頭を調査隊に贈与したとの記事が載っていた。NHKの特別番組で、この蝶の調査の様子を見たが、ヒマラヤ山中奥深くに舞う大きな蝶の映像は、幻想的に感じられる程艶やかな姿だった。

前日仕入れて来た日用品を利用して、成形を試みる。粘土は使用していても、陶芸ではなく、言わば粘土細工の類いなので、何か問題が起きると解決のノウハウはなく、自分で考え出さねばならない。一気の成形は無理と判ったので、最初に出来た部分が少し固まった段階で、次の部分を繋げる方法を採った。三工程出来たら、2時半を過ぎていた。完全に固まらぬ様、濡れ布巾を掛けて保存する。駅前のスーパーで買物があって出かけた。上空は青空が広がっていたが、西に雪雲が靡いていた。帰りに沢を渡ろうと、公園伝いに南へ向う。東町公園のケヤキは、梢が大分寂しくなっていた。雪面に散った落葉が綺麗だった。





鉄道林前の道に出る。色を失った林は、陰鬱な表情を見せていた。昨年数多くの実を付けていたモクレンは、今年は実が殆ど見当たらない。漸く殻から赤い実を出しているのを1つ見付けた。木柵の間から、良い色に色付いたスモークツリーが、歩道に突き出ていた。





買物を済ませて中央の沢へ向う。陽が傾いて、アンダーパスへ向う車道の土手の樹々が、赤く光っていた。中央の階段は除雪はされていなかった。踏まれてシャーベット状になった道を注意して歩く。階段が滑り易いので、注意が肝要。




沢を渡って振り返ると、西日で樹々が赤く染まっていた。先日通りかかった新築の家の前では、門から玄関までのアプローチにコンクリートを流し込む作業が行われていた。壁に相当する部分の雪は落ちていたが、ドームの頭頂部には雪が残っていた。




住宅街を北東に戻る。シラカバ公園へ入った頃には、陽が落ちて夕映えが出ていた。あと一月余、日暮は益々早くなる。