16, 11. 2010 雪の予報


雪の予報が出ていた昨日、朝方は雪雲が低く垂れ込めていたが、間もなく雲が切れて青空が広がった。陽は照ったが風が強く、気温も上がらなかった。様々な形の雲が、風に乗って早く流れる。鮮やかな彩雲が出たが、カメラを取りに階下へ下りている内に、大分色が弱まってしまっていた。



前日用心して戸外へ出なかったので、縫物は大分捗った。見返しに薄手の革を付けて、裏を縫い上げた。ここ迄揃うと、使用の愉しみも見えて来る。以前は仕立てて下さる方が数人あって、仕立てて頂いて着用していたが、その方々が高齢になられて、お願い出来なくなった。縫って頂き損ねた布が随分残っていて、仕方がないので自分で縫う様になったが、洋裁をしているというよりは、工作をしている気分で仕事をしている。製図は同じ。糊代の代わりに縫い代があって、糊付けの代わりに接着面をミシンで縫い合わせれば良い。ひたすら表と裏を合わせてステッチをかけて出来上がった。現在散歩の折には、'06年のパリの2人展の折に着用した黒い表革のジャケットを着ている。何度も雨に当たっているが、革は柔らかい侭で着心地が良い。一緒に並べた野球帽も、'06年の旅行の為に作ったもの。これも屢々小雨の中を傘をささずに歩くのだが、柔らかさは変わっていない。晴れた日には出来上がったジャンパーを、雨がちの日には黒いジャケットを着ることにしようか。




午後、封筒を買求めに北東のスーパーへ出かけた。しっかり着込んで、マフラーも巻いたが、風が冷たい。寄り道をせずに、最短距離を廻って戻った。強い風で、雲の動きが早い。南東の空には、白い半月が見られた。




材木を運び込んでいた工事現場には、金属の足場が組まれていた。材木に混じって、多くの成形された木材があるので、ツーバイフォーの住居になりそう。驚く程早く、外郭が出来上がる。買物を済ませて西へ戻ると、西の空は雪雲で覆われていた。夕刻、夕映えが出たが、晴れているのは上空のみで、西は雲で真黒だった。





9時過ぎ迄月明かりがあったが、あの黒い雲が押し寄せて来たのか、牡丹雪が降り始めた。今朝は晴れて、雪がうっすらと残っている。雨や雪は夜分に降って、日中晴れてくれるのが好ましい。