23, 12. 2009 冬至
昨日漸く冬至を迎えた。久々に真冬日を脱出し、例年よりは暖かく、晴れ間も覗いた。これ以上日が短くならないと思うだけでも、閉塞感は少し緩和される。朝は7時近くならないと明るくならず、夕刻は4時前に暗くなる日々は、本当に気が滅入った。
年賀状のプリントをしながら、宛名を書いた。図柄は簡単至極に、来年の年号を使用した。先日の作業工程を紹介すると、過日スキャンして保存してあったファイルから、矩形選択ツールで領域指定をしてコピーを取り、新たなファイルにペーストする。次に、投げ縄ツールで、マウスを動かして文字の形を切り抜き、コピーを取って、新たなファイルにペーストする。4つの数字が切り抜けたら、葉書のサイズのファイルを新規に作成し、一文字ずつコピーをしてはペースとして行く。文字を遠近法で変形させたり、不透明度に変化を付けたり、重なりの不要な部分を投げ縄ツールで領域指定して消去したりして組み合わせた図柄を作り、余白に文字を打ち込んで出来上がった。ミレニアムの2001年、全く同じ方法で賀状を作成しているうちに、それ迄 FLASH というソフトのツールのみで作成していた動画に、作品の部分を導入することを思い付き、現在は作品の部分からパソコン上で形を切り抜いたパーツを画面上で様々に動かし、形状を変化させながら何通りかのコラージュ作品を形作る動画作品を制作している。このページ右の ararou のプロフィールをクリックされると、ホームページのアドレスを載せてあり、古い動画作品の30 秒程をページのトップに貼付けたものをご覧頂ける。
プリンターを作動させながら、宛名を3分の1程書いたところで少々飽きて来て、切手を買求めに出かけた。真直ぐ郵便局へは向わず、少し遠回りをして、過日見付けたコメツガを見て来ることにした。数多くの松毬を付けたコメツガが、雪を冠った様子を見たかった。所々に雪を乗せ、コメツガは威風堂々と聳えていた。電飾されたツリーよりも、遥かに美しいクリスマス ツリーに見えた。夜には柚子湯を立てて入った。
寒さはこれから厳しさを増して行くが、今日から僅かずつでも日が長くなると思うと、気が晴れる。年末にかけて制作した作品は、何れも色調が重かった。陽射しの明るさを待って、色調の高い作品を創りたいと思っている。