24, 12. 2010 雪の華 


朝方から粉雪が降っていた昨日は、気温が少し上がったのか、雪は牡丹雪に変わり、随分降り積もった。プリンターを稼働させて賀状を刷りながら、宛名書きを進めた。今年も随分欠礼の葉書を頂いて、以前より送る賀状の数は減って来ているのだが、それでも大仕事には違いない。

牡丹雪に変わって、積雪の量がぐんと増した。庭木が重そうに雪を冠り、項垂れた枝から時折雪がどさっと落ちる。プリンターの仕事が一段落し、2時過ぎに散歩に出かけた。庭木の様子から、雪の華を咲かせた樹々が見たくなった。玄関を開けて、雪の量に驚いた。20cm近く積っていた。石段に積った雪を掻いてから出かけた。前日氷が僅かに雪を冠り危なかった道は、たっぷり雪を乗せ、歩き易くなっていた。

南東から東の沢を廻ろうと、南へ向う。切詰められて姿が悪くなっていた街路樹も、雪化粧で綺麗に見える。東町公園の樹々の華は、圧巻だった。ケヤキも細い梢の先迄、雪化粧していた。雪面に動くものがある。大分距離は遠かったが、動きからセグロセキレイではないかと思われた。








少し南を回り道して、久々にコメツガを見上げた。新たな松毬は出ていなかったが、堂々たる姿。東へ向い、沢の傍の針葉樹も見に立寄る。




二番通りを渡り、少し西へ戻る。雪が来ると、沢伝いの道が雪で通れなくなる。歩道と塀の隙間にエノコログサとイチイの実が現れていた。甥が子供の頃良く遊んでいたあかしあ公園では、子供達が大きな雪だるまを制作中だった。住宅街を回り道して東の沢の西側に出る。見晴らしが良くなっていた沢は、雪の華で遠方が透けなくなっていた。沢の底の明るさが、印象的だった。






雪は夕刻迄降り続いた。夜分は止んでいた雪が、今朝はまた降っている。暖かいのか、積りそうな牡丹雪。