24, 12. 2009 東の沢へ 


真冬日脱出とはいえ1度の最高気温では雪は融けないが、キラキラしていた表面が柔らかな表情になった。10日以上も外に出なかった飼い猫のアタローは、30分程の散歩に出かけ、鼻の頭を赤くして戻って来た。外へ出たいと意思表示をするので、窓を開けても、顔を出して鼻をヒクヒクさせて出るのを諦めていたのだから、彼なりの判断基準があるらしい。



賀状の宛名書きを漸く終えた。一時は200枚を越えていた賀状も、随分数が減って来た。宛名書きが結構大変なので、パソコンを使用しようかとも思うが、賀状と展覧会の案内状だけは、手書きに未だ拘っている。切手を貼る作業を夜に廻して、散歩に出かけた。前日切手を買いに行くついでに少し回り道をしただけだったので、昨日はしっかり歩こうと、東の沢を廻って戻る順路を組み立てた。東のナナカマド公園を南へ向う。歩道も公園の中も、除雪がされてあって歩き易い。バス通りを渡って少し南へ向う。切り倒された樹の切株に、びっしり茸が付いていた。何時もは更に南の国道に合流する車道を東へ進んでいるが、少し手前で左折して住宅街の中を東に進んでみた。初めて通る団地の中では新しい住宅街だったが、何処のお宅も綺麗にお庭を造られていた。小公園もあって、数本の大きな樹が植えられていた。とりわけ大きな樹に、ヒヨドリと思われる鳥の姿があった。更に東へ進むと、沢に突き当たる。沢を背にしたお宅に、大きな針葉樹が聳えていた。葉の色が青白い魅力的な色だった。松毬は付いていなかったが、素敵なクリスマス ツリーだった。





沢に沿って北へ向い、バス通りに戻る。バス通りを東へ進んで、沢の東の高速道路を越えた。高速道路の東側の道を北へ進む。角のお宅の壁に貼られていた町名を見たら、野幌となっていた。沢が大麻と野幌の境界になっているらしい。広いお庭のお宅に、低い煉瓦塀が廻されていた。数種の煉瓦を手で積上げた様な可愛らしい塀。強度に問題はあるかも知れないが、味わいのある塀だった。





三番通りへ出て西へ戻る。沢を渡り切り南へ進んで、住宅街を西へ進んだ。大きなツルウメモドキがあるお宅があった。未だ実は朽ちていなかった。陽射しは弱いが、地面は雪に覆われているので、薄暗くならないのが良い。




今日はクリスマスイヴ。姪は何かと忙しい様だが、不信心な老人家庭では何時もと大差のない一日となる。さて、今日は何をして過ごそうか。