27, 11. 2009 ルオー展の後に


幾分雲は多めだったが、昨日午前中は陽が射して、仕事は捗った。正午前には雲が厚くなり、薄暗くなったので、仕事を切り上げ、午後から道立近代美術館で開催中のルオー展を観に出かけることにした。遠い昔、上野の西洋美術館で観たルオーのガッシュの作品の印象が鮮烈で、佳いガッシュの作品が来ているのなら、観たいと思っていた。

かって観た程のサイズのガッシュ作品はなかったが、小品のガッシュ作品に惹かれるものがあった。筆致の闊達なガッシュ作品の方が魅力がある。只でさえ、暗く重い空間なのに、作品保護の為か、一段と照度を下げた展示は戴けなかった。

美樹館を出て、歩いて東へ向う。雨さえ降っていなければ、何時も北三条通りを帰るのが、お決まりのルート。上写真は、美術館前の歩道のプラタナスと道路を挟んで東に広がる知事公館の樹々。知事公館の北側の三岸美術館の庭を抜ける。未だ少し葉を残している大きなポプラとエゾイタヤを見上げた。






庭を廻って美術館の横手から北三条通りへ出る。知事公館と三岸美術館の一画の東側には、ポプラが植えられてある。街中のポプラは珍しい。ここから東の北三条通りは、中央分離帯があり、歩道も広く、散歩には絶好の通り。この通りの突き当りに、植物園がある。中央分離帯の樹々は、茶褐色の葉を残していた。落葉を見ると、コナラかカシワと思われた。







植物園の西側に辿り着き、進路を南に変える。時間に余裕がない折は北に進路を取って、植物園の北側を通りながら駅へ向うが、昨日は南東での買物があった。北二条通りの植物園の塀に沿って東へ進む。鉄柵の間から温室が見えた。



冬に見損なったシコンノボタンが、頭に浮かんだ。時間に余裕があり、温室を覗くことにした。