26, 11. 2009 沢山のヤドリギに出会った


今週は晴天と曇天が交互にやって来る。それでも陽射しがあるのは有難い。昨日は雨は降らなかったが、雲の多い日だった。気が滅入りそうになるのを堪えて、ベースになる色の着彩を進めた。

甥が今日ロンドンへ帰るので、好物のとろろ汁を作ろうと、2時過ぎに買物に出かけた。制作の合間に荷造りした福岡の友人のバッグを送る都合もあって、南西の商店街へ向った。買物を済ませ家に戻りかけたが、未だ時間も早いので、少し歩いて帰ることにした。先日見かけたケヤキの樹を見て戻ろうかと、南のナナカマドの公園に向った。小学校のグラウンド脇を通り、すっかり枯れ木になった樹を見上げたら、大きなヤドリギが寄生していた。実が付いている様にも見えるが、大きな樹の梢に近く、確認は出来なかった。このヤドリギが序の口だった。



南へ進んで、野球場のある広いエリアに入る。すっくと聳えるケヤキを見ながら、西の端を通って、煉瓦工場に続く大きな道路に出た。この先にも公園は、所々に遊具等が設置された広い場を持ちながら、南へ続いている。未だ通ったことがなかった公園を南に進んでみた。斑入りのアオキが群生している所があった。この種が戸外で越冬するのかと、目を見張った。家に戻ってから調べると、ヒメアオキという種で、アオキが多雪地に適応した種であることが分かった。この時期の艶やかな緑は、殊の外嬉しい。すっかり気分を良くして、更に南へ進む。赤い実を残しているナナカマドに寄生するヤドリギを見付けた。これも樹が高く、実を確認出来なかった。とうとう団地の南端の一番通り迄出てしまった。黒々とした防雪林が、延々と続く。防雪林手前の下草は、すっかり刈り取られてしまっていた。東へ戻って、家の横に通ずる道路迄辿り着く。ふっと酪農学園大学も見ようかと思い、南の跨線橋に向った。






跨線橋の上から広大な大学の敷地を眺める。刈り取られた牧草が、白い素材で包装され、積上げられてあった。手前に目を移して、驚いた。国道沿いの歩道の奥に並んだナナカマドは、何れの樹もヤドリギが鈴生りだった。国道を渡り、ヤドリギを見て歩く。余り背丈が高くないナナカマドなので、黄色く色付いた実も確認出来た。






家に戻ろうと西を見ると、僅かに夕焼けが見えた。今日の好天を願いながら家に戻った。