10, 10. 2009 台風一過
巨大な暴風域を持った台風が、東の海上へ抜けた。昨日午前中に雨は上がり、薄日が漏れて来た。暖かい風が吹き込むのかと思っていたが、北からの風が吹き込み、気温はぐんと下がった。今朝は良く晴れているが、予想最低気温は3度。霜注意報が出ている。週間予報の気温の推移を見ながらタイミングを推し量り、冬囲いの申込をしなければならない。
風と雨が治まった午後、モデルの果物を買求めに、北東にあるスーパーへ出かけた。急に下がった気温に身体が馴染まず、風邪をひかぬようかなり着込んで出かけたが、散歩を楽しむ気にはならず、最短距離を往復した。東のナナカマドの公園のニシキギは、早々と夏の終りから紅葉を始めていたが、もう葉を半分位落としていた。
公園を通り抜け住宅地を東へ進むと、盛り土をして庭がかなり高くなっているお宅から、マユミの枝が道路側に垂れ下がり、実を開いているのを見付けた。
先日見付けた、もう1軒のコブシのあるお宅で、実を見上げる。大分色付きが進んでいたが、実は割れてはいなかった。コブシの実に気付いてから、モクレンの実も見上げているが、モクレンの実はすんなりしていて、形状はコブシの実の方が、断然面白い。
以前種苗の仕事を営んでおいでだった広い敷地の生垣から、色付いたアジサイが垂れ下がっていた。今月のモデルに色付いたアジサイを使用しているが、こちらのお宅のアジサイも、魅力的な色に変わっていた。
スーパーの傍のヤマブドウを見上げる。様々に色付いた葉も美しかったが、虫の害でレース模様の様になった葉を写真に収めた。春に原始林を散歩した友人と、枯れ野の散歩の計画を立てていたが、台風の接近で取り止めた。余り寒くならぬ内に、再度日を決めて、秋の散策をしたい。
アジサイ Hydrangea macrophyla f. macrophyla ユキノシタ科
コブシ Magnolia praecocissima モクレン科
ニシキギ Euonymus alatus ニシキギ科
マユミ Euonymus sieboldianus ニシキギ科
ヤマブドウ Vitis coignetiae ブドウ科