09, 10. 2009 チョウジソウの黄葉


巨大な暴風域と強風域を持つ台風18号が、東海地方から日本列島を縦断し、三陸沖へ抜けて襟裳岬を翳め、釧路沖を進んでいる。巨大な暴風域は列島の幅にほぼ等しく、進路の後先で爪痕を残した。昨日朝から続けられた台風情報で、刻々と北上する地方の情報が流された。富山、佐渡、土浦と、MIXYを通じて知り合った方々の地方の情報が流れて心配したが、カウンターにブログを訪ねて下さった形跡が残り、安堵する。御実家が青森のMIXY友は、1991年青森を襲った「りんご台風」の凄まじさを書かれ、りんごを栽培されるお父様との電話での往還を切々と書かれて胸を打たれた。収穫期に襲う天災の恐ろしさを、改めて思い知らされた。被害が大きくならぬ様に、祈っている。

チョウジソウの葉が黄ばみ、宇宙人の手指を連想させる実が色付いて来た。細長い鞘には、種の形状としては異例の、円筒状の種が、隙間なくぎっしりと詰まっている。鞘に裂け目が入る頃が収穫期。株でも充分増えるので、庭の数カ所のチョウジソウは、何れも株分けで増やしたが、昨秋お二人のMIXY友に種をお送りしたら、今春芽を出したとお報せがあった。丈夫な種なので、やがて大きな株になり、小さな青い星の様な花を付ける様子を、楽しく想像している。




大きく枝を張り出し、3m近い傘を形成しているサラサドウダンの下で、ニシキギも色付き始めた。日照不足で、他で目にするニシキギよりかなり紅葉が遅れているが、葉も実も、赤くなって来た。



オオウバユリの実は茶色に変じて殻が割け、種が見えて来た。そろそろ収穫した方が良いかも知れない。背丈が高くなるので、庭の境界付近に振り蒔いておく。残りは長い枝ごと、ドライフラワーにして保存しておく。




ナツツバキの葉と実も色付いて来た。昨年は花を付けなかったが、今年は多くの花を見せてくれた。1年の間にかなり枝を伸ばすので、当方の都合が良い様に切詰めたが、来年も旋毛を曲げずに、また多くの花を見せて欲しいもの。



オオウバユリ Cardiocrinum cordatum var. glehnii ユリ科
チョウジソウ Amsonia elliptica キョウチクトウ科
ナツツバキ  Stewartia pseudo-camellia ツバキ科
ニシキギ   Euonymus alatus ニシキギ