13, 10. 2010 サラシナショウマ


昨日朝方は深い霧に包まれていたが、曇と雨の予報を覆して、日中は晴れ間が広がった。手を付けていたバッグは出来上った。当初の予定のオフホワイトとブルーグレイを取り止めて、ブルーグレイに白に近いグレイを合わせて作った。付属を買求める迄間があったので、旅に使用したバッグが半月余、朝ホテルを出てから戻る迄、毎日使用していたので少し草臥れた感じになり、来年夏用のバッグをついでに手がけた。配色のグレーの革を探した折に見付けた鉄色に近い青とターコイズブルーの組合せ。エナメル加工の皮革は、初めての経験。




区切りの良いところ迄仕事を進め、3時前に散歩に出かけた。コブシの実が見付からないので、点在するコブシの樹を見て回ることにした。北へ向い、四番通りを西へ進む。少し雲が広がって来たが、天候は何とか持ちそうだった。風が弱く暖かい。雪捨て場の東の畑では大分収穫されて、地面が彼方此方に出ていた。随分多くの種類の野菜が植えられている。




春真っ先に花を付けたキタコブシは、葉が大分黄ばんでいた。目を凝らすが、大きな樹なので、実と葉の区別がつき難い。キタコブシに絡まっていたノブドウは、大分色が褪せていた。木立の窪みに、コウライテンナンショウの鮮やかな赤が見えた。先日赤く色付いていた樹は、莢が朽ちてくすんでいた。






少し気落ちして、四番通りを南側の歩道に渡った。道路で分断された木立が、南へも続いている。歩道に頭を付き出す様に、白い長い穂咲きの花が咲いていた。良く分枝して、花序が長く、繊細な花をぎっしり付けていた。サラシナショウマと思われる。




農場の角を南へ曲がり、三番通りへ向う。北の沢の西の遊歩道に入った。この道は、雪が来ると通れなくなる。ヤマブドウが覆い被さる様に繁茂していた。過日赤い実を沢山付けていたズミは、葉も実も大分落ちて、寂しくなっていた。遊歩道沿いのキタコブシも黄葉していたが、実らしいものは見付からなかった。少し時期が遅過ぎたのかも知れない。




二番通りを越えて、中央の沢の西の遊歩道を南へ進む。中央階段を居りて沢を渡り、東の遊歩道へ出た。階段は、サクラの落葉で彩られていた。南の公園のキタコブシを見ようと、住宅街を東へ向った。ツリバナが実を開いていた。街路樹のナナカマドは、真っ赤に燃えていた。




サラシナショウマ Cimicifuga simplex キンポウゲ科
ツリバナ     Euonymus oxiphylus ニシキギ